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西山朋佳女流三冠、プロ編入試験の合格者に完勝!! ヒューリック杯第96期棋聖戦一次予選

マイナビニュース / 2024年10月18日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

10月17日、東京・将棋会館「香雲」にて、ヒューリック杯第96期棋聖戦一次予選の注目の一戦が行われました。プロ編入試験に挑戦中の西山朋佳女流三冠と、同じく編入試験を経てプロ棋士となった小山怜央四段との対決です。対局の結果、111手で西山女流三冠が圧倒的な勝利を収めました。
○盤面中央が主戦場に

対局は西山女流三冠が先手、小山四段が後手で幕を開けました。先手は開始早々に飛車を移動させ、向かい飛車の構えを見せます。これに対し後手は角道を開け、穴熊囲いへの移行を匂わせました。

そして先手は角道を閉じて雁木を志向し、やがて桂馬を跳ねる気配も見せます。後手はこれを見てか穴熊囲いを断念し自陣の桂馬を7筋に跳ね、これに対し先手は3筋に角を移動させました。かくして両者の攻めのラインが対角線上に交錯し、盤面中央が主戦場となりました。
○勝負の分岐点

勝負の流れを大きく変えたのは、小山四段による盤面中央5筋への歩の仕掛けで、この一手が勝負の分岐点となりました。この手に対し、西山女流三冠は6筋の歩で応戦し、盤面中央は銀ばさみの状態に。ここから先手が優勢となり、西山女流三冠の駒が盤面中央で躍動し、後手陣を制圧していきます。
○圧巻の制圧力で決着

終盤戦は、まさに西山女流三冠の独壇場でした。飛車と角を巧みに使った攻撃で、小山四段に反撃の余地を与えません。まるで相手をコーナーに追い詰めるボクサーのように、後手に連打を浴びせます。そして、先手は、敵陣5筋に勝負を決するような「垂らしの歩」を打ち込みます。その後も後手は粘りを見せましたが、延命の望みは絶たれ、小山四段は111手で投了を告げました。

西山女流三冠はこの後、谷合廣紀四段との対局には敗れましたが、過去に編入試験を突破した実力者である小山四段を打ち破ったことで、彼女の成長と可能性が再認識されました。編入試験第3局は11月8日に行われる予定で、相手は強敵の上野裕寿四段です。この勢いをもって彼女が難敵を打ち破れるか、注目が集まります。
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