子どものYouTube発信を見守る機能が登場、保護者は導入すべき?
マイナビニュース / 2024年10月28日 13時0分
2024年9月5日、YouTubeは公式ブログにおいて保護者が子どもを見守る新機能を発表しました。これは、13~17才の青少年が、YouTube上の「ファミリーセンター」でお互いのYouTubeアカウントをリンクできるようになるもの。現在のファミリーリンクは子ども向けの「YouTube Kids」しか管理できないのですが、今後順次拡大されます。
一般的には「ペアレンタルコントロール」と呼ばれる機能ですが、保護者と共有されるアクティビティは、青少年が開設したYouTubeチャンネルに関するアクティビティ(アップロード件数、チャンネル登録件数、コメント件数など)と発表されています。また、動画のアップロードやライブ配信の開始時に通知が送られるようになるとのことです。
○YouTubeは年齢別に3つのレベルで保護する
なぜ、このような機能が追加されたかというと、YouTubeがこれまで提供していた家族向けの機能に関係しています。
YouTubeの家族向け機能は、年齢別に3つに分かれています。9才以下の子どもは「YouTube Kids」アプリの利用が推奨されています。YouTube Kidsには、子どもにとって安全だとYouTubeが判断したコンテンツのみが表示されます。コンテンツは、未就学児向け(4歳以下)、小学校低学年向け(5~8歳)、小学校高学年向け(9~12歳)の区分で分けられており、見せたいレベルのコンテンツを家族が選べます。また、タイマーなど保護者が管理する機能も用意されており、簡単かつ安心して子どもに動画を楽しんでもらえます。
9歳以上になったら、自身のGoogleアカウントを持ち、YouTubeを利用できるようになります。保護者のアカウントで「ファミリーリンク」経由で子どものアカウントを作成すれば、親と子どものアカウントがつながり、保護者が子どものスマホの利用状況や利用時間の制限、アプリのブロックなどができるようになります。
9~12才までは、YouTubeの機能に制限がかかります。チャンネル作成や動画のアップロード、ライブ配信、YouTubeショートの投稿などはできません。また、コメントの記入やチャンネルのメンバーシップ購入などが無効になります。コンテンツに関しても、レーティングに則ったものだけが表示されます。
こうした保護機能は、子ども専用のアカウントを作らなければ利用できません。つまり、家族共有のタブレットでログインせずに使用したり、親のアカウントが設定されたYouTubeアプリで視聴していると、子どもが大人と同様にYouTubeを利用できることになってしまいます。
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