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【TGS2024】「Selected Indie 80」で発見! 魅力的なキャラクターが登場するインディーゲーム

マイナビニュース / 2024年10月20日 20時27分

2Dイラストと3Dマップを融合した、飛び出す絵本のようなグラフィックが特徴的な本作だが、精神世界で繰り広げられる推理パートでは特にその魅力が爆発していた。サイケデリックな色味で描かれる、おどろおどろしい雰囲気が、キャラクターの心の闇を見事に表現している。

体験版では、ララの心の中だけが明らかとなったが、今後の展開ではそのほかのキャラクターたちの心の中も覗いていくことになる。それぞれの精神世界で、どんな物語が待ち受けているのか。ヴァルハラの師匠を殺害した真犯人も気になるところではあるが、個々のキャラクターの深掘りも非常に楽しみな作品だ。

巨大な美少女に飼われる、癖の強い小人たち。『SAEKO: Giantess Dating Sim』

『SAEKO: Giantess Dating Sim』は、日本のインディーゲームサークル「SAFE HAVN STUDIO」が手がける、ビジュアルノベル形式のアドベンチャーゲームだ。2000年代の日本を舞台に、不思議な力で親指ほどの背丈に縮んでしまった小人たちと、彼らの何十倍も大きい少女「冴子」の関係性を描く。

物語は、主人公の男の子「リン」が雨の降る夜に冴子と出会うシーンからはじまる。気を失ったリンが目覚めると、背丈が小人サイズに変わり、名前以外の記憶を失っていた。目の前には巨人のような大きさの冴子が座り、リンを危険から守るために自室へ連れ帰ってきたと話す。

リンは、冴子の部屋にある机の引き出しのなかで、同じく小人サイズになってしまった仲間たちと生活を共にすることになるのだが、この仲間たちが一癖も二癖もあって強烈だった。

リンに真っ先に話しかけてくれたのは、新入りの「モコ」だ。彼女はリンの一日前に小人になり、冴子に連れてこられたらしい。小人になるという驚きの展開に、普通なら狼狽えてしまいそうだが、モコは違った。黒髪美少女の生活を覗き見ながら、お世話をしてもらえることに喜びを感じているのだ。「ヘアゴムの匂いでも嗅ぎに行こうかな」と言い出したり、中性的な見た目のリンの性別を確かめるためにボディタッチをしてきたりと、アブノーマルな性的嗜好がダダ漏れている。

そんなモコが警戒するのが、イケメンの「タキ」だ。彼はリンやモコに比べて小人歴が長く、引き出しのなかでの過ごし方や注意事項を説明してくれる。状況が飲み込めないリンを落ち着かせようと深呼吸させたり、モコに対しても「イケメンって褒めてくれてありがとう」と気さくに声をかけたり、物腰が柔らかく見える。しかし、会話を進めていくと、どうやら人の心の声を読める特殊能力を持ったキャラクターだと分かる。本人は「テレパシーではなく、他人に対する勘が鋭いだけ」と弁明してくるが、どこか胡散臭く信頼できない。

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