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2024年の玩具販売動向に関するレポートを発表 - おもちゃニーズの最新動向、クリスマスの人気商品は?

マイナビニュース / 2024年10月22日 8時58分

画像提供:マイナビニュース

ハピネットは、昨年に引き続き、2024年9月までの玩具販売動向と、クリスマス・年末年始の売れ筋商品に関するレポートを10月17日に発表した。同調査は、2024年9月までの同社の流通データをもとに過去データと比較し、エンタテインメント業界での消費者動向を分析したものである。

トレーディングカードゲーム商品の同社玩具部門における年間売上金額は、5年推移で630%と約6倍以上に拡大しており、直近の2022年度から2023年度にかけても前年度比160%と依然好調に推移している。2024年度においても、2024年4月~9月の合計売上金額は、前年同時期(2023年4月~9月)の150%に増加した。

2024年夏休み商戦の玩具市場は、前年度比108%(トレーディングカードゲームを除くと同109%)であり、キャラクター玩具ではクルマをモチーフにしたスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」や新幹線変形ロボ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」、動物をモチーフとした「わんだふるぷりきゅあ! 」などの関連商品が好調に推移し、売上の増加に貢献した。さらに、玩具系ホビー商品では「BEYBLADE X」「HYPER YOYO ACCEL」「ウーニーズ」などが、トレーディングカードゲームでは「ONE PIECE カードゲーム」や「ポケモンカードゲーム」「遊戯王カードゲーム」「デュエル・マスターズ」などが牽引し、大人需要も取り込んでいることが推測できるという。

少子化が進むなかで、大人が購入する「キダルト」(「キッズ」と「アダルト」をかけ合わせた言葉で、子どものような心を持った大人を意味する)需要も増加している。こうした需要に応えるため、「リカちゃん」の大人向けシリーズ「Francfranc × Licca」や「トミカプレミアム」などの定番商品をリニューアルし、大人をターゲットにした新商品が発売される動きがみられた。また、1990年代に流行した欧米版たまごっち「Original Tamagotchi」の日本での発売などもあり、キダルト向け商品が好調に推移している。さらに、親子二世代で遊べる「プラレール」「シルバニア」などの長寿IPは、キダルト需要の増加により子供への買い与えの抵抗感が低減し、購入拡大につながっていると同社は分析している。

インバウンド需要も拡大しており、空港内ショップでは「ポケモン」のぬいぐるみやモンコレ、「マリオ」のRCやぬいぐるみなど、IPを使用した商品が海外からの観光客に人気で、同社玩具部門の売上金額は2023年4~9月および2024年4~9月の比較で前年度比160%に拡大した。
また、同社の成田空港でのカプセルトイの売上金額も同時期比較で前年度比138%に到達している。さらに、同社が運営するカプセルトイ専門店「gashacoco」の「gashacoco ダイバーシティ東京プラザ」は同119%、「gashacoco なんば戎橋筋」は同113%と、観光地に近い店舗の売上が増加しており、インバウンド需要が市場の拡大につながっていると推測される。

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