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「Insta360 Ace Pro 2」レビュー 夜景がきれいに撮れる“自撮りアクションカメラ”

マイナビニュース / 2024年10月22日 22時6分

マイク周りには、新たにメッシュの大型風防が装着され、風切り音を抑制できるようになりました。マイクに関しては、DJI Mic 2などのワイヤレスマイクの接続にも対応します。バッテリーは容量が1800mAhに向上し、フル充電で約3時間の撮影が可能になりました。18分で80%まで充電できる急速充電にも対応します。

夜間でもネオンが白飛びせず、ブレもしっかり抑えられる

実際にInsta360 Ace Pro 2で動画を撮影してみました。

まず夜景ですが、低照度のシーンを明るく撮影する「PureVideo」モードで撮影。PureVideoは、今回4K/60fpsのなめらかな撮影に対応したのですが、フレームレートを30fpsに抑えると低照度画質がより向上する「PureVideo Plus」が有効になるため、こちらで撮影することにしました。

雨上がりの渋谷スクランブル交差点で撮影したところ、街を行く人々から遠方のビルまでとても明るく精細に描写して驚きました。特に、ビルの照明やネオンが白飛びせずとても映える描写が印象的で、SNSにはもってこいと感じます。明かりのかなり少ない市街地を歩きながら撮影した動画でも、ブレや揺れをしっかり補正しつつ店内もきれいに描写してくれました。

明るい日中の画質も向上しています。ダイナミックレンジが13.5ストップに向上し、4K/60fpsでアクティブHDRを有効にした撮影が可能になったので、明暗差の大きなシーンも白飛びや黒つぶれを抑えて見た目に近い仕上がりで撮影してくれます。

Insta360 Ace Pro 2は、8K/30fpsでの撮影も加わりました。8K動画を表示できるディスプレイがほぼ存在しないので、あえて8K画質で動画を撮影する価値は低いのですが、8K動画を切り出して写真として保存すれば7680×4320ドットのサイズが確保できるので、「秒間30コマの連写機能」として使えると感じます。仕上がった写真も、動画からの切り出しとは思えないほど精細でした。

Osmo Action 5 Proと比べると惜しいところもある

Insta360 Ace Pro 2は使っていて基本的に不満はありませんでしたが、先日試用したOsmo Action 5 Proと比べると「惜しい…」と感じる部分も散見されました。

まず感じたのが、純正の自撮り棒では縦位置での撮影が難しかったこと。Osmo Action 5 Proは、磁力で簡単に脱着できるマウントが底面と側面に備わる保護ケージがベーシックなキットにも標準で付属しており、自撮り棒を付ける位置を変えれば横位置と縦位置の撮影が手軽に切り替えられるのに対し、Insta360 Ace Pro 2は別売オプションとなるのが残念。せっかく大きなフリップ液晶を生かして自撮りできるだけに、縦位置撮影の利便性を高めてほしかったところです。

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