【Adobe MAX 2024】アドビが発表した動画生成モデル「Adobe Firefly Video Model」は、他の動画生成と何が違うのか
マイナビニュース / 2024年10月23日 10時0分
アドビは10月14日~16日(現地時間)に、米国フロリダ州・マイアミで開催されたイベント「Adobe MAX 2024」にあわせて、9月に告知されていた動画生成AI「Adobe Firefly Video Model」をリリースしました。この新しい生成AIモデルにはどのような特徴があり、組み込まれる動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」では今後、どんなことができるようになるのでしょうか。「Adobe MAX 2024」の会場で取材しました。
○Adobe Fireflyでは、クリエイターが生成AIをコントロールできる
Firefly Video Modelは現在、Adobe Fireflyのサイトで制限付きのパブリックベータ版として提供されています。利用するには待機リストに登録する必要がありますが、テキストでプロンプトを入力したり、参照画像をアップロードして約5秒間の動画を生成することができます。イベント会場のブースで体験したデモでは、使用可能なプロンプトは英語のみでしたが、5秒間のかなりリアルな動画を2分ほどで生成することができました。生成した動画はmp4ファイルとしてダウンロードでき、Bロール(補足カット)などに使用できます。
ビデオ製品 シニア プロダクト マーケティング マネージャーのジェイソン・ドラス氏によれば、Firefly Video Modelは、画像を生成できる「Adobe Firefly Image Model」などと同様に、単にプロンプトから生成ができるというだけでなく、「クリエイティブなコントロールがたくさん用意されている」のが特徴となっています。 実際にAdobe Fireflyのサイトでは、プロンプトの入力や参照画像のアップロードに加えて、カメラのアングルや、ズームやパンなどの動き、手ぶれ、ムードや雰囲気などを、さまざまなコントールによって調整できるようになっています。
生成AIおよびAdobe Sensei担当バイスプレジデントのアレクサンドル・コスティン氏は、Adobe Fireflyについて「当初から、複数の次元で(他の生成AIと)差別化できるようモデルを設計してきた」と説明しています。すでによく知られているように、Adobe Fireflyでは「Adobe Stock」など、権利関係がクリアなデータのみをトレーニングに使用しているため、著作権侵害のリスクがなく、安全に商業利用できるという特徴があります。実際に法人向けには、知的財産(IP)補償サービスも提供されていますが、これらの条件はもちろん、Firefly Video Modelでも同じです。
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