1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

日本酒人気上昇中のオーストラリアで売れている、知られざる高級酒とは

マイナビニュース / 2024年10月26日 11時0分

日本人にとってもどのペアリングも納得のおいしさ。この組み合わせなら日本酒初心者でもすぐに日本酒のファンになってくれるのではと確信した。特にオーストラリアのレストラン関係者や酒販売関係者たちが興味津々で注文していた。
○オーストラリアで圧倒的に売れている高級酒とは

主催企業のJAMS.TV PTY LTDの取締役社長 遠藤烈士氏に、現地で売れている日本酒、中でも高級な銘柄についてうかがった。

「オーストラリア市場に出回っている高級酒の中でも圧倒的に売れているのが、やはり「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」(市販価格:130豪ドル、約13,000円、720ml/旭酒造/山口)ですね」とのこと。同社が現地で毎年開催している「Australian Sake Awards 2024」でもFruity / Floral 部門でゴールド賞を獲得した。

他には「伯楽星」で知られる新澤醸造店(宮城)の、精米歩合が1桁で話題の「超特選 純米大吟醸 残響 2022」(日本だと40,000円前後 720ml)や、「勝山 純米大吟醸 暁」(日本だと12,600円 720ml/仙台伊澤家勝山酒造/宮城)なども同アワードでゴールド賞を受賞した。

一方、日本への旅目的が"雪山でスキー"というアクティブなオーストラリア人も多い中で人気を博していたのは、長野の「白馬錦」(白馬錦酒造)のブース。

「白馬錦 純米吟醸」(日本だと2,200円、当日の現地販売価格は約4,600円、720ml)が同アワードでゴールド賞を受賞し、イベントでも試飲・販売されていた。関税や輸送費など諸経費が乗せられるので、現地では2~4倍の価格で販売されていることが多い。

前述の遠藤氏によると「アワードに入賞した日本酒のオーストラリアでの市販価格は
60~80豪ドル(約6,000円~約8,000円)が多いように思えます」とのこと。

「白馬錦 純米吟醸」はその中では安い方に入るからか、受賞酒(46豪ドル)よりもワンランク上の「白馬錦 純米大吟醸」(日本だと2,640円 720ml)が、高級感のある桐の専用ギフト箱に入れられて157豪ドル(約15,700円)で試飲提供・販売されていた。それが飛ぶように売れていた。

イベントでしか購入できないような、よりプレミアムで高級な酒にオーストラリア人の注目は集まっていたようだ。白馬錦酒造の現地の販売担当者も「想像以上の売れ行き」と驚きを隠せない様子。

次回のイベント開催は2025年3月15日と16日。ブリスベンにて初の開催となる。日本酒だけでなく、日本の観光情報や工芸品の紹介のブースもあるイベント。マンガやアニメなどをきっかけに日本に興味を持ったオーストラリア人が、イベントで日本酒に目覚め、日本旅に魅力を感じ、インバウンドの旋風も巻き起こしてくれることを願いたい。
(滝口智子)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください