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合体式スマホが再び登場、HMDの「Fusion」は自分で修理もできる万能スマホ

マイナビニュース / 2024年10月23日 15時45分

また機能性のカバーはゲーミングパッドも提供されます。さらにHMDはFusionの背面カバーのサイズと電気接点の回路を公開しているので、3Dプリンターを使って自分好みのカバーを作れるのです。たとえば業務用にバーコードリーダーを搭載したカバーを作ることもできます。小規模な焦点など、Fusionに自作カバーを付けて在庫管理を行えば端末コストを抑えられというわけです。

ゲーミングパッドは現在はHMDから販売される予定ですが、規格が公開されているのでゲーミングアクセサリを展開するメーカー、たとえばゲーミングPCのRazerなどがFusion向けのゲームパッドを出す、といった展開も期待できます。これらの背面カバーは電気的な接点で接続され、Bluetooth接続ではないため装着するだけですぐに使えますし、動作のラグもありません。

合体式スマートフォンはモトローラが2016年に販売した「moto Z」が当時は大きな話題を呼びました。Fusionと同様にゲームパッドもありましたし、360度カメラやプリンターモジュールモデルなど合体式のアタッチメント「moto mods」は何種類も登場しました。とはいえスマートフォン本体が高価だったことに加えmoto modsを複数買いそろえるとかなりの金額になってしまいました。そのためmoto Z/moto modsは数年で市場から消えてしまいました。

Fusionはスマートフォン本体の価格を抑えつつ、背面カバーも奇をてらったような高機能や高価格のものは避け、必要な人は自分で3Dプリンターで作ってもらうことにすることで、全体のコストを下げたシステムになっています。2025年に話題のスマートフォンとなるのか、ちょっと注目したい製品です。

富永彩乃+山根康宏 富永彩乃(とみなが あやの) ITジャーナリスト/自撮り端末研究家。日本や海外各国のIT事情、特に海外の最新スマートフォンやビデオコンテンツサービスに精通。海外展示会の取材も積極的にこなし、現地からライブ配信によるレポートや動画撮影・編集も自身で行っている。スマートフォン複数台を常に使いこなし、TVやメディアへの出演も多数。 山根康宏(やまねやすひろ) 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど活動の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。 この著者の記事一覧はこちら
(富永彩乃+山根康宏)



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