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米デル、マルチクラウドを促進する「Dell PowerMax」の機能強化を発表

マイナビニュース / 2024年10月23日 17時49分

画像提供:マイナビニュース

米デル・テクノロジーズ(以下、デル)は10月22日(現地時間)、「Dell PowerMax」ストレージの機能強化について発表した。今回の機能強化では、AI活用による効率向上、サイバーレジリエンスの強化、マルチクラウド環境のシームレスなモビリティを実現しているという。さらには、パフォーマンスの最適化、管理オーバーヘッドの削減、インシデントの事前予防など、AIの活用を支援する機能を強化している。

また、最新版では92%のRAID効率(RAID 6 24+2)によって、全体的なストレージ効率の向上と電力および環境監視機能の向上を図った。ユーザーはアレイ、ラック、データセンターの3つのレベルで電力使用を追跡可能となる。これにより、電力効率を高めながら電力の使用に伴う費用を管理し、消費電力の削減に貢献する。

合わせて、サイバー脅威に対するレジリエンスも向上。PowerMaxにはユーザーのデータ保護の強化、アタックサーフェス(攻撃対象領域)の削減、サイバー攻撃からの迅速な復旧を実現するサイバーセキュリティといった機能を追加した。

加えて、最新版ではマルチクラウドの利用に適したアップデートも図っている。クラウドストレージ「Dell APEX Block Storage」との間でPowerMaxのライブワークロードを移動させながら同時にマルチホップOS変換を実行できる、シンプルなオプションを提供することで、1回のスムーズなプロセスでワークロードをモダナイズできる。

「Storage Direct Protection for Dell PowerMax」のシンプルかつ効率的なデータ保護環境により、ユーザーは最適なバックアップ先を選択可能となる。AWSやAzure、GCP、Alibabaといった大手クラウドプロバイダとシームレスに統合する「Dell APEX Protection Storage」によって、特定のベンダーに依存することなく最適なクラウドベンダーを選定可能だとしている。

「Dell APEX Subscriptions」は従量制で使用した分だけ料金を支払う仕組みで、課金や請求処理、使用容量の監視を簡素化し、予測とスケーリングの向上が見込める。このモデルは導入初期の大規模な設備投資が不要で、ライフサイクル管理を簡素化しながら最先端のクラウド体験を提供する。

「PowerMax OS 10.2」は不均衡なメインフレームワークロードのIOPSパフォーマンスを高めながらレイテンシを削減し、自動学習アクセスパターン検出によってメインフレームへのサイバー不正アクセス検知(zCID)を強化する。さらに、IBMのSystem Recovery Boostによって計画ダウンタイムおよび計画外ダウンタイム時の高速な復旧を実現するとのことだ。
(熊谷知泰)

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