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GPU裏の小さいパーツを村田製作所が集積・外付けGPUで画像処理するLumixなどいろいろ見てきた【CEATEC 2024】

マイナビニュース / 2024年10月24日 15時11分

画像提供:マイナビニュース

かつてはパソコンメーカーも出展していたCEATECですが、近年はB2B向けで商談やビジネスマッチング、技術展示、共創の場へと進化を遂げつつあります。とはいえ「将来の家電に搭載される技術」に関する展示も豊富ですし、環境問題に対応した展示は一般の方の興味のある内容でしょう。ということで会場を回って気になった技術、製品(のタネ)をいくつか紹介します。
「Realforce RC1」の展示を発見、70%レイアウトはかなり使いやすそう

東プレが、省スペースの70%キーボードRealforce RC1をいち早く展示していました。パソコンユーザーの目から見ると東プレは高級キーボード屋さんのイメージがありますが、このキーボードも元は産業用技術から生まれているもの。街中では冷凍・冷蔵トラックに東プレのマークを見かけることがあります。

70%レイアウトの特徴は何と言ってもファンクションキー搭載。テンキーレスながら若干コンパクトで、さらにUSB-C/Bluetoothのデュアル対応。東プレ独自の静電容量の静音キーを使用しており、APCによるアクチュエーションポイントを調整できる点もユニークです。30 / 45gの二種類のキー荷重、英語と日本語の二種類のキー配置の計4製品が販売されます。カラーはダークグレー/ライトグレーのツートーンです。

HHKBもいいけど、ファンクションキーがどうしても欲しい……というユーザーに向いてそうな気がしますが、どちらもお高い製品なので実機が触れるショップでじっくりと試してみたいところ(注:現行のHHKBも東プレのキースイッチを使っています)。

ムラタセイサク君復活! リチウムイオンの新電池やグラボを短くする(!?)技術まで

村田製作所ブースでは、気になる技術や展示が結構ありました。以前のCEATECでは定番イベントだったムラタセイサク君が7年ぶりに復活。初代セイサク君は19年前にCEATECでお披露目され、見かけは同じですがセンサー類が新しく進化したそうです。デモでは不倒停止と坂道登りを行っていましたが、明らかに安定度が増した感じで、一歩ずつ確かな歩みを進めていました。

CEATEC AWARD 2024 イノベーション部門賞を受賞したのが、多数のコンデンサ/インダクタを薄い基板に内包したiPaS(Integrated Package Solution)です。パソコン自作派ならば、マザーボードのCPUソケットの裏側や、GPUボードにも大量のチップコンデンサが実装されているのはよく見ていると思います。このコンデンサは、電流の変化が大きな半導体素子に安定した電圧を供給するために不可欠なパーツです。

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