紙ドライバーFのへなちょこ試乗日記 第26回 これが商用車? ホンダの新型電気自動車「N-VAN e:」が上質だった
マイナビニュース / 2024年10月28日 11時30分
軽自動車のバンは、私たちの日常生活に不可欠な存在です。最近は特に、ネットでの買い物も増えているので、小口配送で軽商用バンが大活躍していますよね。この分野で電気自動車(EV)といえば三菱自動車工業の「ミニキャブEV」くらいしかなかったのですが、そこに登場したのがホンダの新型車「N-VAN e:」です。どんなクルマなのか、実際に乗ってきました。
目ざしたのは働く人が疲れないクルマ?
N-VAN e:はホンダの軽商用車「N-VAN」(ガソリンエンジン車)のEVバージョンです。開発チームでパワートレインを担当した技術者に聞くと、「基本的にはガソリン車と同じ骨格にして、エンジンをEV用のシステムに乗せ換えた」クルマということで、コンセプトとしてはホンダの軽自動車群「Nシリーズ」を踏襲しているそうです。なので、「普段使いでN-BOXやN-WGNに乗っている人がN-VAN e:に乗り換えても、何も違和感がないはずですし、むしろ(EV化による)上質な加速感などを感じてもらえるはずです」とのこと。目指したのは「一日、仕事で乗っても疲れないクルマ」だそうです。
試乗ではみなとみらい周辺を出発して本牧方面に向かい、山手あたりも運転してみました。このあたりは坂道や狭い路地が多くて、ペーパードライバーにとっては運転するのが大変な場所です。
「軽商用車のEV化」の恩恵を最も強く感じたのは、坂道を登った時です。普通の軽自動車であればアクセルを強く踏み込まなければ登っていけないような坂道も、EVなら楽々なんですね。エンジンが載っていないのでストレスフルな「うなり声」も聞こえてきません。
EVといえば車種によっては爆発的な加速力を売りにしていますが、N-VAN e:も勢いよくアクセルペダルを踏み込めばかなり速いです。ただ、配送業で使うにしろ乗用車として乗るにしろ、そんな加速が必要になる場面はほぼないと思います。普通通りにペダルを操作すれば加速はマイルドで、加速に強弱をつけるペダル操作も簡単でした。シフトを「D」から「B」に変えると、アクセルを離した時の減速(回生ブレーキと呼ばれます)がさらに効くようになり、運転が楽になります。ブレーキとアクセルを頻繁に踏みかえる必要がなくなるからです。
重い部品であるバッテリーを床下に敷き詰めているおかげなのか、N-VAN e:の乗り味はしっとりとして落ち着いた感じがします。ピョコピョコしないという印象です。振動も、エンジンで走るクルマに比べると格段に少ない気がしました。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
電気自動車は踊り場? やっぱり売れてる? 日産「サクラ」の現在地
マイナビニュース / 2024年11月11日 8時0分
-
200万円以下で「2人乗り」! ホンダ新型「斬新タンデム軽バン」登場! めちゃ変わってる「前と後にシート」なぜ設定? “新発想モデル”登場した理由とは
くるまのニュース / 2024年11月2日 8時10分
-
ホンダ新型「スゴイ軽バン」発表! 最大「100万円以上」オトクに買える!? 超静音モデルの「N-VAN e:」に試乗して分かった“エンジン超え”の走りとは?
くるまのニュース / 2024年10月29日 8時25分
-
ホンダが新型「軽バン」発売! 斬新すぎる“1人乗りモデル”なぜ誕生? めちゃ割り切った「素のN-VAN e:」どんな人に適してる?
くるまのニュース / 2024年10月28日 17時10分
-
【ホンダ N-VAN e: 新型試乗】軽バンとは思えない質感、EVの世界観を広げてくれる一台…島崎七生人
レスポンス / 2024年10月27日 12時0分
ランキング
-
1品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
2煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
よろず~ニュース / 2024年11月24日 12時10分
-
3ナッツを食べると認知症予防になるのか…理想は1日30g
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください