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三菱電機、広画角化を実現した赤外線センサ「MelDIR」新製品を発売へ

マイナビニュース / 2024年10月24日 19時21分

なお、新製品の開発を担った三菱電機 半導体・デバイス事業本部 高周波光デバイス製作所 赤外線センサデバイスプロジェクトグループの太田彰プロジェクトグループマネージャーは、一般的な家庭の天井高である2.4mの高さからの視野面積は、既存製品で約6畳だったのに対し新製品では約12畳と、ほぼ2倍まで拡大されるとする。また200坪のオフィス全体を見守る場合、2.6mの高さの天井から真下を観察する形式であれば、必要なセンサ数が半数以下となるため、導入コストの面でも価値を発揮するとした。

○新製品で赤外線センサの新市場開拓を目指す

新製品の活用が想定される用途として、太田氏は、高齢者施設の見守りやスマートビルディングでの採用をはじめ、広範囲の空調管理や医療機関などでの姿勢・行動検知、さらには多目的トイレでのプライバシーに配慮した監視などを挙げ、「従来製品では実現できなかった検知が可能になるので、今回の発売を機にこれから市場を広げていきたい」とさらなる適用範囲拡大の可能性を示した。

なお、実際のセンシングシステム開発に際しては、デモキットや画像表示ソフトウェアなども提供するとのこと。さらにリファレンスデザインとして、ハードウェア・ソフトウェアの設計情報をはじめ、開発期間の短縮に貢献するサポートツールを用意しているといい、人検知や姿勢検知のアルゴリズムを作製するためのAIモデル作成ツールも提供予定だとしている。

説明会に登壇した三菱電機 半導体・デバイス事業本部 半導体・デバイス第二事業部の盛田淳事業部長は、今後も拡大が予測される赤外線センサ市場について、「今後も製品ラインナップを拡充させることで、既存市場の拡大と新市場の開拓を目指す」とし、「プライバシーを守りながらも暗闇での検知まで実現するMelDIRの提供を通じて、安全で快適な暮らしの実現を追求したい」と語った。
(鶴海大輔)



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