1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

編集部がkintoneで業務アプリを作ってみた 第4回 サクッとアプリを改修! 「テーブル」と「通知」を使う

マイナビニュース / 2024年10月29日 13時30分

そこで、多い場合にも対応できるようにURLを6つ、添付ファイルを2つまで追加できるように設定しているが、そこまでの数を添付しない場合も少なくない。必要なかった項目は空欄のまま登録され、少々不格好だ。逆も然りで、合計8つの項目では足りない場合もある。

また、他の編集部メンバーがこのアプリを積極的に使いたくなるような要素が足りないとも感じる。

できる限り自由記入のフィールドを減らすなどして、負担なく投稿できるようにしているつもりだが、あくまで“アイデアの共有"なので、必然的に自由記入のフィールドは多くなってしまう。やや面倒な手間をかけてまで、情報を共有したいと思わせる仕掛けが足りないのだ。

さらに、レコードの一覧画面の情報量が多すぎて、見づらいといった問題もある。

こうした悩みを齋藤さんに打ち明けてみると、問題解決につながりそうな3つの機能を教えてくれた。一つずつ紹介していこう。
「テーブル」や「通知」機能を使ってみる

入力項目に柔軟性を持たせるためには「テーブル」が有効だ。「テーブル」は、フォーム画面に“表形式の入力””を作成できる機能。表の右端にある「+」アイコンをクリックすれば、行が追加される。同様の操作を繰り返すことで、3行目、4行目、……のデータを追加していくことができる。

つまり、筆者が作った「取材ネタ帳」の場合、参考文献や添付ファイルが過不足なく登録できる。余った項目が空白になることもなければ、項目が足りずに登録を諦めるといったこともない。「テーブル」を活用することで、アプリの見た目も簡素化され、すっきりとしたフォーム画面となった。

また、他の編集部メンバーが積極的に取材ネタを登録するためには「通知」機能が有効だと、齋藤さんは教えてくれた。「他の人が使っていることを自然に知れば『私も使ってみようかな』という気持ちになるはずです」(齋藤さん)

そこで、「設定」タブの一覧にある「通知」から「アプリの条件通知」を選択し、編集部メンバーのだれかがレコードを追加したり、コメント書き込みをしたりするたびに、他のメンバーに通知が届くように設定した。

一方で、必ずしも通知機能がプラスに働くとも限らない。アプリの活用が広がって編集部のメンバーが操作に慣れてくれば、「通知が煩わしい」「通知が多くて本当に必要な情報が埋もれてしまう」といったことに陥ってしまうかもしれない。

だが、すぐに仕様を変更できるのがkintoneの良いところだ。新たな機能を実装してみて周りからの評価がイマイチなら、前の仕様に戻したり別の機能を活用したりすればいい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください