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電通総研、現実世界と見紛う程のリアル映像体験を提供する「UNVEIL」のβ版提供

マイナビニュース / 2024年10月25日 13時19分

画像提供:マイナビニュース

電通総研は10月25日、リアルタイム3DCGソリューションである「UNVEIL(アンベール)」のβ版の提供を開始することを発表した。
○「UNVEIL」とは

UNVEILは、3DCG技術を活用し、現実世界と見紛う程のリアル映像体験を提供するソリューション。メタバースにAIやブロックチェーンなどの先端技術を組み合わせることで、従来にはない没入感と対話性を実現し、新しい交流・体験・遊びを可能にする。

また遠隔地の方や高齢者、障害のある人も、場所や身体的制限に縛られることなく、臨場感あふれるバーチャル体験に参加できるため、社会のあらゆる人々に平等な機会を提供し、新たなコミュニティ形成や経験の共有を促進する。
○「UNVEIL」の特徴

UNVEILの特徴は、Unreal EngineのNaniteやLumenなどを活用し、数億ポリゴンの3DCGアセットをリアルタイムで描写することにより、リアルな都市景観や自然環境、デジタルヒューマンの表現を実現し、ユーザーはその場にいるかのような没入感を体験できる点。

他のユーザーやAIキャラクターとの自然なコミュニケーションも可能であり、視覚的な没入感に加え、対話やアクションにもリアリティを感じることができる。

利用は、スマートフォンやPC、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)など、さまざまな市販デバイスから可能。「Amazon Elastic Kubernetes Service(Amazon EKS)」の採用により、数万人規模のユーザーがリアルタイムでマルチプレイを楽しむためのクラウドレンダリング環境(リモートのサーバ群を活用して高度なグラフィックス処理や計算を実行する技術)を実現しているという特徴も兼ね備えている。

加えて、実物を撮影した複数の写真を基に、3Dモデルを生成する技術である「フォトグラメトリ」や、3Dシーンの表現に必要なデータを効率的に処理し、リアルタイムでレンダリングする技術である「3D Gaussian Splatting」などの技術を活用している。

これにより、実際の環境を撮影したデータから3D空間を生成することができるため、従来の手法と比較して大幅な時間とコストの削減を実現する。また、3Dデータを持たない企業でも容易に導入できるため、幅広い業種・業態でのメタバース活用が期待されるという。
(森歩美)

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