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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第25回 データの途中に文字を挿入する方法

マイナビニュース / 2024年10月28日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

今回は、データの途中に文字を挿入する方法を紹介していこう。といっても、「Power Query エディター」に専用のコマンドが用意されている訳ではない。これまでに紹介してきた「列の分割」や「列のマージ」、「例からの列」、「値の置換」といったコマンドで対処方法を検討していく必要がある。
データの途中に文字を挿入する際に使えるコマンド

前回の連載で紹介したように、“データの先頭”に文字を追加するときは「プレフィックスの追加」、“データの末尾”に文字を追加するときは「サフィックスの追加」といったコマンドが活用できる。では、“データの途中”に文字を追加したい場合はどうすればよいだろうか?

今回は、“データの途中”に文字を追加する方法をいくつか紹介していこう。状況によっては、これまでに紹介してきたコマンドだけで対応することが可能だ。
携帯電話番号に「-」(ハイフン)を挿入

まずは、決められた位置(何文字目)に文字を挿入する方法から紹介していこう。以下の図は、あるサービスの会員名簿を「Power Query エディター」に取得した例だ。ただし、「携帯電話番号」が“ハイフンなし”の文字列として入力されているため、少し読み取りづらい。

データが見やすくなるように、適切な位置に「-」(ハイフン)を挿入してみよう。そのためには、ハイフンを挿入する位置で「列の分割」を行っておく必要がある。「携帯電話番号」の列を選択し、「列の分割」→「位置」を選択する。

すると、「何文字目で列を分割するか?」を指定する画面が表示される。この位置指定は、“N文字目の直後”をカンマ区切りの数値で指定する仕組みになっている。「携帯電話番号」を分割する場合を例に具体的な手順を解説していこう。

最初に「0」の数値を入力する。この「0」は“0文字目の直後”、すなわち“データの先頭から”を意味するものとなる。続いて、次の区切り位置を指定する。携帯電話番号は、090や080など、最初の3桁の後がハイフンになる。よって、“3文字目の直後”でデータを分割する。同様に、次の4桁は3+4=7文字目になるので“7文字目の直後”でデータを区切る。以上をまとめると「0,3,7」という指定になる。

「OK」ボタンをクリックすると、指定した位置でデータを分割した結果が表示される。ただし、分割後のデータが「整数型」として扱われているため、「090」は「90」、「080」は「80」という具合に最初の「0」が省略されてしまう。

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