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就活を終えた学生が後輩に「自己分析」「インターンシップ」についてアドバイス、マイナビの調査から

マイナビニュース / 2024年10月28日 16時1分

画像提供:マイナビニュース

10月22日に発表されたマイナビの調査によると、10月1日に内定式に参加した学生は全体の6割以上で、そのうち8割以上の学生が対面型の内定式に参加したと回答しています。

感染対策で、一時期は面接も内定式もオンライン形式で実施されることが主流となっていましたが、企業の採用活動は急速にコロナ禍以前の状態に戻りつつあるようです。
8割以上が対面形式の内定式に参加。オンライン形式は1割以下に

「マイナビ2025年卒大学生活動実態調査(10月中旬)」によると、10月1日に内定式に参加した学生は全体の66.5%で、そのうち85.1%の学生が「直接対面形式で実施され、全員集まって参加した」と回答しています。

3年前の2022年卒は25.6%でしたので、59.5ポイント増という結果となりました。反対に「オンライン形式で実施され、全員オンラインで参加した」学生は3年前が57.5%で、今回の調査対象である2025年卒は8.7%と、一気に減少しています。企業の採用活動は急速に対面回帰が進んでいるようです。

内定式で同期と会えたことに喜びを実感

内定式は対面回帰の傾向が顕著ですが、面接のプロセスは、まだまだオンライン形式で実施されることも多く、グループワークを除けば個人面接が基本となるので、自分以外の就活生と出会うチャンスはほとんどありません。そのため、内定式で初めて他の就活生と出会ったという学生がほとんどでしょう。

同じ志望企業への入社を目指してお互いにがんばってきた仲間との出会いには特別の思いがあるようで、78.5%の学生が「同期と実際に会えてよかった」と回答しています。

また、「来年からその会社で働く実感がわいた」(59.0%)、「人事担当者や社員と実際に会えてよかった」(46.7%)など、内定式に参加することで入社を実感し、社会人としてのスタートに期待を膨らませている様子がうかがえます。

2026年卒の就活生に向け、後悔と成功例をもとにアドバイス

今回の調査では、自分自身の就職活動を振り返って、後悔していることや反省点などについても聞いています。自由記述の中から、いくつかピックアップしてご紹介します。

自己分析は、就活準備の基本となるだけに、早めに取り組むことをすすめること。また、企業研究については選択肢を広げることやOB・OG訪問の重要性が指摘されています。

インターンシップについては参加時の心がまえと注意点について。エントリーシートや面接に関しては事前準備の重要性についてアドバイスがありました。

すべて、実体験を踏まえたコメントだけに、現在、就活準備を進めている2026年卒の学生の皆さんにとっても説得力のあるアドバイスになるのではないでしょうか。

吉本隆男 よしもと・たかお キャリアライター&就活アドバイザー1960年大阪生まれ。1990年毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)入社。採用広報ツールの制作を幅広く手がけ、その後、パソコン雑誌、転職情報誌の編集長を務める。2015~2018年まで就職情報サイト「マイナビ」の編集長を務めた後、地域創生をテーマとした高校生向けキャリア教育プログラムの開発に従事。2020年定年退職を機にキャリアライター&就活アドバイザーとして独立。日本キャリア開発協会会員(CDA)、国家資格キャリアコンサルタント。著書に『保護者に求められる就活支援』(2019年/マイナビ出版) この著者の記事一覧はこちら
(吉本隆男)

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