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オラクル三澤社長「AIクラウドとして他社とは異なる進化を遂げている」- Oracle Cloud Forum

マイナビニュース / 2024年10月28日 16時38分

画像提供:マイナビニュース

日本オラクルは10月24日、クラウドに関するイベント「Oracle Cloud Forum」を開催した。本稿では、取締役 執行役 社長 三澤智光氏による同イベントの基調講演の模様をお届けする。

三澤氏は「当社の会計年度は5月に締まるが、その時点で、RPOが990億ドルでと、すでに受注残を990億ドル持っている状態だった。その内訳はほとんどがクラウドであり、990億ドルが1年かけて積み上がると、オラクルのクラウド事業はとんでもないことになる。この動きが株価を上げている」と、同社のクラウド事業が絶好調であることをアピールした。

三澤氏は「当社のクラウドは10年遅れた分、10年後のテクノロジーを活用している。これがハイパースケーラーとの違い」と述べ、ハイパースケーラーとは異なる成長の5つのポイントから、同社の最新動向について説明した。
AI:AI向けスーパーコンピュータ「OCI Supercluster」提供

三澤氏は、「正直なところ、一般の人にとって、オラクルとAIは結び付かないのでは」と切り出したうえで、AIインフラの最新製品として「OCI(Oracle Cloud Infrastructure) Supercluster」を紹介した。

同製品はOracle Databaseとアプリケーションの統合プラットフォームで、9月に開催された年次イベント「Cloudworld2024」で発表された。最大131,072基のNVIDIA Blackwell GPUを搭載可能で、2.4ゼタFLOPSのピーク性能を実現する。「OCI Supercluster」は、OpenAI、Microsoft、NVIDIA、cohereなど、さまざまなAI企業に利用されている。

三澤氏は、「すべての生成AIメーカーの超高速プラットフォームを提供することで、世の中が生成AIを迅速かつリーズナブルに利用できるようにする。これがわれわれの戦略の一つ」と語っていた。

専用クラウド:3ラックから利用可能な「OCI Dedicated Region」登場

OCIは、パブリッククラウド、Dedicated Region、Oracle Alloyという3つの展開・運用モデルを提供している。それぞれ設置、設計、運用の主体が異なる。Dedicated Regionは顧客のデータセンターに設置され、設計と運用はオラクルが担う。Oracle Alloyはパートナーが設置と運用を担い、設計はオラクルとパートナーが共同で行い、パートナーは独自のカスタマイズが可能だ。

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