「反射材フェア2024」が池袋で開催、薄暮〜夜間の交通事故を防ぐJA共済「服装“見えやすさ”診断 見えチェック」も出展
マイナビニュース / 2024年11月17日 17時44分
会場の販売コーナーも充実しており、“推し活”などにも活用できるものや、オシャレで気軽に身につけやすいものなど、多種多様な反射材製品を取り扱っていた。
プログラム終了後のステージには、JA共済が地域貢献活動として実施している「見えチェック」の体験ブースが設けられ、JA共済の交通安全をテーマにしたショートドラマなども大型ビジョンで上映された。
令和5年から本格実施されているJA共済の「見えチェック」は、薄暮の時間帯・夜間の交通事故削減に向けて歩行者がドライバーからどのように見えるのか診断できるというもの。
服や身体に当たった光がどの程度反射するかを表す「反射率」を、上半身と下半身でそれぞれ測定して、光が当たっている箇所の明るさを表す「輝度」を算出することで、薄暮時間帯での服装の“見えやすさ”を3段階で判定する。
体験者はグリーン背景で全身を撮影されるだけ。数分で距離と時間帯ごとの輝度が解析され、見え方がデジタルイメージで再現される。白や黄などの明るい色の服装は光をよく反射するため薄暮時間帯・夜間でも見えやすく、逆に黒や紺などの落ち着いた色は暗闇と同化して見えにくい服装となるわけだが、反射材の効果も一目で理解できる。
「交通事故対策活動や啓発活動に継続的に取り組んでおり、その一環として反射材フェアを協賛し、ブースも出展してきました」とは、JA共済連 農業・地域活動支援部 部長の堤谷清隆氏。
当初は診断結果を紙に出力していたが、今年3月からスマホにデータを提供するかたちに変更するなどアップデートも進めてきたとのことで、出展の思いを語っていた。
「死亡事故が最も多い時間帯が17〜19時。自動車と歩行者の事故、昼間と薄暮時間帯、夜間で比べると、薄暮時間帯や夜間は自動車と歩行者の死亡事故の割合が4割を超えています。「見えチェック」診断を受けてもらう機会を全世代に提供することで、自動車と歩行者の事故の減少や交通事故による死亡者・重症者の減少に少しでも貢献できればと思っています」(堤谷氏)
伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら
(伊藤綾)
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