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実力派芸人たちが即興でミラクル連発…『THEゴールデンコンビ』刺激的現場を成立させた“職人”たちの舞台裏

マイナビニュース / 2024年10月30日 6時0分

○1日かけた前日リハーサルで混乱を味わう

順番も回数も決めず、200人の観客を前にしたステージで、即興ネタがノンストップで繰り出されていく――プレイヤーの芸人たちにとってこの刺激的なフォーマットは、橋本氏らがこれまで仕事をしてきた百戦錬磨のスタッフ陣なくして成立しなかった。

出番の整理や、直前に聞いた明転・暗転のきっかけの伝達だけでなく、突飛な発想をする芸人が求める小道具の手配、さらにはネタがかぶって「練り直したいです!」と希望した際などの対応力も問われるが、これをライブ形式で一切止めることなく進行できたのは、橋本氏が立ち上げ、即興ネタをレギュラーで展開する『有吉の壁』(日本テレビ)をはじめとする「お笑いに関して情熱と確実な腕があるスタッフのドリームチーム」だからこそ。

それでも、前日に1日かけてリハーサルを実施。若手芸人8組に、本番と同じお題でネタを披露してもらい、「どうやってネタ順を整理するのかという混乱を前の日に味わって、本番のイメージをみんなが頭の中にできた状態で臨むことができました」と、シミュレーションを行っていた。

前日にも、制作チームの打ち合わせを4時間にわたって実施。出演者が急にトイレに行きたくなったら3階建てのセットでどう誘導するか、長時間の収録で観客が疲れたらどうするか…といった部分まで、「微に入り細に入り考えられることを全部想定して、100人のスタッフで、誰がいつどういう動きをするのかを全部詰めていきました」という。ここは、過去に総合演出を担当した『24時間テレビ』(日本テレビ)のノウハウも生かされていた。

●テレ朝出身プロデューサーと“ゴールデンコンビ”
今回の番組において、橋本氏は「企画・演出」という立場だが、テレビ朝日出身のAmazon MGMスタジオのプロデューサーとともに、制作の指揮を執った。かつては『有吉の壁』(日テレ)と『あいつ今何してる?』(テレ朝)という水曜19時に真裏同士で戦ってきた2人が、裏方として“ゴールデンコンビ”を組んだ形だ。

「とんでもない予算をかけてすごい規模の配信のバラエティをやるとなると、演者さんだけでなく、美術、衣装、技術、主題歌、また編集においてもタッチや加工の色味、CGをどう作っていくかなど、やらなければいけないことがとんでもない量あるんです。それでも、細部まで詰めることが必要な時に2人で分担することで、気持ち的にもだいぶ楽になれました。

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