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乳がんになりやすい人の特徴は? 自分でできるセルフチェックと予防法

マイナビニュース / 2024年10月30日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

日本人女性が罹患するがんの第1位は、「乳がん」です。しかし、乳がんとはどのような病気なのか、詳しく知る機会がない人も多いでしょう。そこで今回は、乳がんの概要やなりやすい人の特徴、自分でできるセルフチェックをご紹介。乳がんの早期発見に効果的な乳がん検診についても解説します。

○■「乳がん」はどんな病気?

乳がんとは、乳腺の組織にできるがんのことで、その約90%は乳管から発生するため、「乳管がん」と呼ばれています。ただし、約5〜10%は小葉という部分から発生し、「小葉がん」と呼ばれます。また、乳腺以外の乳房の組織から発生することもあります。

乳がんは、小さいうちに見つけると治る可能性の高い病気で、早期発見ができると90%以上は治ると言われています。しかし、進行してしまうと乳房近くのリンパ節や骨、肝臓、肺などの臓器にがん細胞が転移し、さまざまな症状を引き起こしたり、命を脅かしたりします。

なお、乳がんは男性にも発生することがあり、女性と同じように、多くの場合は乳管から発生します。女性の乳がんと比べて、予後(病気や治療などの医学的な経過についての見通し)に大きな差はありません。ただし、男性の乳がんは、女性の乳がん患者100人に対して1人程度のまれながんです。

乳がんの主な症状は、「乳房のしこり」で、自分で乳房を触った時に気付く場合もあります。また、乳房にくぼみができる、乳輪や乳頭がただれる、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどの症状が起こることもあります。

ただ、乳房のしこりは、乳腺症など乳がん以外の原因で発生することも。気になる症状がある場合は、乳腺科や乳腺外科などで早めに診察を受けましょう。
○■乳がんになりやすい人の特徴とは

乳がんは、日本人女性が最もかかりやすいがんで、9人に1人の女性が生涯の間に乳がんにかかると言われています(2019年データに基づく累積罹患リスク:参照元)。また、乳がんで年間1万5,912人が亡くなっています。(女性、2022年:参照元)。

なお、乳がんになりやすい年齢を見ると、30歳代後半から増え、40歳代後半と60歳代前半がピークとなっています。

では、乳がんになりやすい人に特徴はあるのでしょうか。乳がんのリスク要因についてはまだはっきりとしたことはわかっていませんが、その中でも以下のような要因が考えられています(日本医師会:参照元)。

・初経年齢が早い
・閉経年齢が遅い
・出産歴がない
・初産年齢が遅い
・授乳歴がない
・閉経後の肥満
・飲酒習慣
・第3度近親者内に乳がんの家族歴がある
・良性乳腺疾患の既往歴

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