1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

NECが24年上期決算を発表 - 森田社長がNECネッツエスアイのTOBに対して言及

マイナビニュース / 2024年10月29日 19時38分

画像提供:マイナビニュース

NECは10月29日、オンラインで2024年度第2四半期決算説明会を開催した。説明会では、同社 取締役 代表執行役社長兼CEOの森田隆之氏により、第1四半期~第2四半期を含めた上期の業績が発表された。
増収増益と好調な業績

上期の売上収益(日本航空電子工業(JAE)の非連結化の影響を除く)は前年度比3.5%増の1兆4867億円、Non-GAAP営業利益(同)は同252億円増の648億円、調整後営業利益は同33.2%増の610億円となった。

森田氏は「前年度比で増収増益となり、上期実績は当社の想定線であり、年間予算の達成に向けて順調に進捗している。セグメント別もITサービス、社会インフラともに増収増益となり、その他はJAEの非連結化により減収減益となった」と述べた。

セグメント別ではITサービスの上期における売上収益は前年度比5.6%増の8906億円となり、国内外ともに増収。調整後営業利益は国内の売上増加に伴う利益増と、海外でのAvaloqを中心とした利益改善により増益となった。

第2四半期における国内ITサービスの受注動向は前年同期比17%増、領域ごとではパブリックが同38%増と大型案件や自治体標準化案件により大幅に増加し、大型案件を除いても10%増となった。また、エンタープライズは同2%増、業種別では金融が同11%減となったものの、前年度の大型案件を除くと増加となり、好調を維持。製造はDX(デジタルトランスフォーメーション)案件の増加で同11%増、流通・サービスは大型案件により14%増、その他は同15%増となっている。

森田氏は「足元での受注環境は第1四半期から継続して好調であり、年間目標の達成に向けて着実に案件を積み重ねている」と話す。

海外(DG/DF:デジタルガバメント/デジタルファイナンス)では、欧州3社における上期までの売上計上分と獲得済み受注案件のうち、2024年度に売り上げとして計上予定の金額から年間売上計画に対する進捗としては、前年度の第2四半期末時点の進捗度は87%だったが今年度は89%となり、年間売上計画を達成可能な状況となっている。

社会インフラの上期における売上収益は前年度比2.1%減の3570億円となった。テレコムサービスの売上収益はワイヤレス事業の非連結化とグローバル5Gで減収となったが、調整後営業利益は開発費やリソースシフトなどを含む費用効率化により改善した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください