クルマのクイズ 第37回 軽自動車なのにガルウイング? 意外にもマツダ車! このクルマの正体は?
マイナビニュース / 2024年11月7日 8時0分
エンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキ周りなどはスズキから提供を受けました。ちなみにエンジンは、スズキ「アルトワークス」のものを流用しています。スズキはAZ-1のOEM供給を受け、「キャラ」(CARA)という名前で販売していました。
AZ-1の生産は1994年10月に終了します。デビューがちょうどバブル崩壊の真っ最中だったこともあり、生産台数は計4,500台ほどだったと伝えられています。149.8万円(税抜き)という価格は、当時のキャロルが120万円を切っていたことを考えると割高感があったのかもしれません。ちなみに、スズキのキャラも500台ほどで生産終了となりました。
まさにバブル絶頂期に企画が生まれ、さまざまなチャレンジを経て商品化にこぎつけたAZ-1。クルマ作りの世界で社外との協業という手法は今や当たり前となりましたが、マツダにとって、その手法を確立するための大きな1歩となったことは間違いないでしょう。
それでは、次回をお楽しみに!
内田俊一 うちだしゅんいち 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験をいかしてデザイン、マーケティングなどの視点を含めた新車記事を執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、日本クラシックカークラブ(CCCJ)会員。 この著者の記事一覧はこちら
(内田俊一)
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