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品川エリア15年ぶりの超高層マンション「リビオタワー品川」の実力を考える

マイナビニュース / 2024年11月1日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

日鉄興和不動産は30日、分譲マンション「リビオタワー品川」のゲストサロンを報道陣に公開した。地上34階建、全815戸という超高層タワーマンションの誕生は、品川駅最寄りで実に15年ぶり。品川エリアにおいて、階数・総戸数ともに希少性の高い大規模物件となり、既にエントリー数は1万4,000件超と注目を集めている。

今回のレポートでは物件の概要について解説しながら、再開発が進む港南・田町寄りエリアに与えるインパクトや物件の将来性について考えてみたい。

○品川・田町エリアにおける唯一無二の立地と仕様

JR品川駅徒歩13分に立地する「リビオ品川タワー」。港区のウォーターフロントという唯一無二の立地を生かし、デザインコンセプトに据えたのは時代を先導する「船」。フィットネスラウンジやゴルフレンジ、スカイラウンジでの飲食提供サービスなど、大規模物件ならではの共用施設も備えている。マンション専用のシャトルバスも運行される予定だ。

個人的には、この規模だからこそ整備できる「車寄せ」、物件周りの土地を潤沢に使った緑地の形成、防災備品倉庫やかまどベンチの設置、顔認証セキュリティシステムの導入なども、周辺の既存物件と差別化が図れる魅力的なポイントだと感じた。

共用部のアートディレクションにおいても、多くのデザイン賞を受賞してきたデザインスタジオwe+が手掛け、廃材などのサステナブルな素材を活用したアートワーク等が採用されており、これらも周辺物件との差別化になるだろう。

居住的資産価値、金銭的資産価値の両面から期待ができ、「パークタワー晴海」のように継続的に引きがある物件となるかもしれない。

住戸の間取りは1LDK~3LDK、専有面積は42.10平方メートル~130.24平方メートル。設備仕様は最上階のプレミアム、スーペリア、スタンダードとグレードが分けられている。ファミリータイプは原則エアコン天井カセットタイプであり、いまのハイエンド物件の基準を満たしている。標準仕様でカップボード等も設定されている。

内覧会の中では、建築費の上昇影響について「建築費が上がりきる前に工事の請負契約や着工ができており、影響は少ない。物価自体が上昇しているので、なるべくコストを下げるような受注のやり方、メーカーとの交渉をやっている。」とのコメントもあり、標準仕様や共用設備の充実度は想像以上であった。

○価格の妥当性は?

内覧会では、第1期販売予定価格も一部紹介された。例えば、4階 3LDK+WIC+N(73.5㎡)/北東向き・角住戸のスタンダードグレードで1億4,000万円台。13階 3LDK+N(75.10㎡)/南東向き・角住戸のスタンダードグレードでは1億8,000万円台。スーペリアグレードの29階 3LDK+WIC+P+SIC(89.89㎡)/東向きで2億3,000万円台で、最高額は未定としていた。

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