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マイナビが"生理痛体験研修"を実施 - 男性社員から「想像以上に痛かった」「仕事自体無理」の声、女性社員は?

マイナビニュース / 2024年11月1日 16時20分

画像提供:マイナビニュース

従業員向け健康支援サービス『welltowa(ウェルトワ)』を運営するマイナビは、同社従業員に対し企業向け生理痛体験研修を10月31日に東銀座にて実施。VR体験装置を用いての生理痛体験をはじめ、セミナー、ワークショップを通して、働く女性が直面する課題への理解促進を図った。

女性の健康課題に向き合う

女性の社会進出とともに近年関心を寄せられているのが、女性特有の健康課題である。2024年2月に経済産業省が発表したデータによると、生理(月経)をはじめとする、女性特有の健康課題による社会全体の経済損失は年間約3.4兆円。

また、マイナビが2023年3月13日~14日に実施した「企業と従業員の健康課題への認識に関する調査」では、女性特有の健康課題に悩む女性が抱える症状として、「PMS(月経前症候群)」「月経」が上位に挙がった。

ピル服用によってこれらの症状をコントロールする女性もいるというが、個人差がありすべての人にとって効果的とは限らない。このような状況を受け、「女性が働く職場において生理を含む女性特有の健康課題に対する周囲の理解は不可欠。生理痛体験研修を通じて働く女性が直面する課題を体感し、職場の理解とサポート体制を強化してほしい」とし、ウェルトワは企業向けの生理痛体験研修を提供している。
どれぐらい痛い? 生理の痛みを体験!

では実際に研修ではどんなことをするのか? 大きくわけて研修は、セミナー・生理痛体験・ワークショップの3部構成になっている。

セミナーでは生理が起こるメカニズムや生理痛の基本知識を学習し、多くの女性従業員がふだん抱える体調不良への理解を深める。

生理時の不調として、腹痛・腰痛・情緒不安定・眠気・頭痛などの症状が紹介されたほか、これらはホルモンに起因しているもので決して努力や気合いで乗り切れるものではない、との説明があった。併せて、感じた不調を我慢するのではなく、病院などで受診・治療することの重要性も伝えられた。

続いての生理痛体験では、生理痛VR体験装置「ピリオノイド」を使用。同デバイスは、甲南大学と奈良女子大学における月経痛再現の可能性と効果を検証する研究(※)の中で誕生した製品だ。

デバイスは低周波治療などの仕組みを応用し、腹筋に電気刺激をいれることで生理痛の一部を再現。これは性別に関係なく痛みを全く感じない人もいれば、強い痛みを感じる人もいるという。

デバイスは弱・中・強の3段階で痛みを設定可能。担当者によれば女性の8割以上が本デバイスで感じられる痛みと同等もしくはそれ以上につらい痛みを感じているという。

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