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20代以下は「虫歯ゼロ」がスタンダードに - 年代別にみる歯科検診の頻度

マイナビニュース / 2024年11月5日 12時15分

画像提供:マイナビニュース

WHITE CROSSは10月31日、「歯科検診と睡眠に関する実態調査」の結果を発表した。調査は10月7日~9日、20代〜60代の男女500名(60歳以上に70〜90代を少数含む)を対象に、インターネットで行われた。

歯が痛むといった症状を自覚した時点ではすでに疾患が進んでいることも多いため、自覚している問題がない人であっても、多くの歯科医師が3ヶ月程度での歯科検診を推奨しているが、歯科検診に行く頻度を尋ねたところ、51%が「痛くなったら等の問題が発生したら」と回答。

最も頻繁に歯科検診に行っているのは20代で、数週間〜1ヶ月に一度の高い頻度で受診していることが明らかに。厚労省の調査によると、国民全体で虫歯(う歯)の有病率は年々減少傾向にあり、特に20代以下では「虫歯ゼロ」がスタンダードになりつつあるという。一方、働き盛りの30代〜50代では全体的に検診に行く頻度が下がり、3ヶ月以下の頻度では定年後世代を含む60代が最も多い結果となった。

そこで、歯科検診に行かない理由を聞いたところ、「タイパ=時間」「コスパ=お金」(ともに19%)、「自覚症状ないと検診に行く必要性を感じない」(17%)が上位に。働き盛りで時間的な余裕が少なくなりがちな30代〜40代の現状に加えて、実際に虫歯になると治療にかかるコストは格段に上がるという認知が希薄であることがうかがえた。

また、「歯科健診で何をチェックしてもらえるか?」という認知では、「虫歯」(70%)、「歯石」(61%)、「歯周病」(55%)の3つに回答が集中し、「歯並び」(12%)や「歯軋り・食いしばり」(14%)が、全身の健康に影響を及ぼす可能性があることはあまり知られていないよう。

さらに、「歯軋りや食いしばりは睡眠の質と関連する可能性があることを知っていますか?」と聞くと、「知っている」の回答割合は、自身の睡眠の質が高いと感じている人で64%、低いと感じている人では35%と大きな差が明らかとなった。

また、睡眠の質が高いと感じている人と、低いと感じている人とで歯科検診の頻度を比較したところ、睡眠の質が高いと感じている人のうち50%以上が3ヶ月以下の頻度で検診を受けているのに対し、睡眠の質が低いと感じている人は25%に留まり。睡眠の質が高い人は歯科検診を含む予防医学に対する情報感度が高いことが分かった。
(CHIGAKO)

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