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『ザ・ノンフィクション』大反響の婚活男性を結婚に導く…カリスマアドバイザー・植草美幸氏、罵倒されても“親心”で向き合う

マイナビニュース / 2024年11月5日 6時0分

そうして本人いわく「泥臭い営業」を行う中で、転機が訪れたのは2011年。同級生が講演会をやるのを聞いて、チラシを置かせてもらいたいと頼むと、前座で20分の時間をもらい、事業説明を行った。

すると、その来場者に米ニュースチャンネル・CNNの日本法人の社員が。この頃、イギリスではウィリアム王子(当時)が結婚してお祝いムードの一方、東日本大震災直後で暗いイメージが漂っていた日本において、「一人だけ“幸せというのはですね!”と講演してるのが興味深く思われたのかもしれません」と後日取材依頼があり、密着の様子がヘッドラインニュースで200カ国に流れることになった。

この出来事がターニングポイントに。成婚実績を積み上げていくことで評判を呼び、現在の盛況に至るわけだ。

●「何をされようが100%結婚させてあげなきゃ」
植草氏の指導を真摯(しんし)に受け止めて変化を遂げた進藤さんと内田さん。しかし、彼らのような真面目な人ばかりが入会してくるわけではない。時にはアドバイスに反抗したり、罵倒してくる人もいるそうだが、どのような意識で接しているのか。

「最初に“ファーストカウンセリング”と言って2時間くらいお話しするのですが、そこでその方のことを私が好きになります。タレントさんとマネージャーさんも同じ関係だと思いますが、その人のことを大好きになって愛してあげないと、結婚させたいなんて思えないですから。なので、入会者が男性だったら自分の息子、女性だったら娘だと思って、“何をされようが100%結婚させてあげなきゃ”という気持ちになってスタートします」

時には厳しい言葉でアドバイスすることもあるが、それも“親心”の愛情の裏返しということだ。その上で、相手をマッチングさせる際には、まず年齢、年収、学歴という目に見える絶対的な要素から選定。その次に大事になるのが「育ち」だという。

「環境も含めて、総合的な“育ち”を見ます。その一つは出身地です。実は関東の人と関西の人はなかなか結びつかなくて、関西の人が苦手という関東の人がとても多いんです。逆に関東の人が苦手だという関西の人はいないんですけどね。ほかにも、親が離婚している人はダメだという烙印が押されることもあります。東京では減ってきていますが、地方に行けば行くほどそういう偏見がいまだにあるんです」
○自分が結婚した人生のイメージを

婚姻率が下がり、晩婚化・少子化が進む日本。SNSでは「結婚は幸せじゃない」「一人のほうが良かった」といった既婚者のコメントも飛び交っているが、「あれは愚痴のはき溜め場なので、独身の人はそういう言葉に左右されず、“自分が結婚したらどんな人生なんだろう”というイメージだけでもしてもらいたいと思います」と呼びかける。

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