1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

AI時代の新潮流! 音声×AIがもたらすビジネス革命 第1回 データを持つ企業が市場で競争力を高める、AI時代における「音声」の可能性

マイナビニュース / 2024年11月8日 17時0分

これまでビジネスにおけるデータといえば、メールや書類のようなテキストや画像情報が中心でした。

一方で、人は1日に1回あたり30分、合計で約6時間と多くの時間を会話に費やしています(国立国語研究所調べ)。

このような会話の中には、商談の進展に役立つ情報や、意思決定に関わる内容など、経営に係る重要な情報が含まれています。

さらに、パーソナリティやニュアンス、緊急度、温度感といった貴重な付随情報も含んでいます。

しかし、それを担当者が議事録等にまとめようとしても、詳細に記録するには労力もかかり、担当者の主観が入って正確に記録することは非常に困難です。

そこで会話を録音し、AIで解析することで、商談内容を自動で文字起こし・要約して議事録を作成できます。

また、会話内容をトピックごとに分類し、感情の変遷なども併せて共有でき、工数を掛けずに正確な情報を伝達可能になります。ほかにも、話し方の特徴を分析してどのような話をした際に相手が反応を示したのかが分かるなど、音声データとAIの力でコミュニケーションを最適化させることができます。

このように会話の内容をAIで解析することで、顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているかわからないと言った「会話のブラックボックス化問題」が解消されます。これまで記録として残りにくかった音声データを企業のビッグデータとして資産化することも可能です。

今まで資産といえば、石油や金などの有形資産が主流でしたが、これからのAI社会では、画像、テキスト、音声に代表されるデータという無形資産が企業の競争力を左右する時代になります。

日頃のコミュニケーションそのものに価値があるという意識をもち、コミュニケーション自体を資産化し、データ蓄積の文化を持つ企業が市場で競争力を高めていくでしょう。

會田武史 あいだたけし 株式会社RevComm代表取締役。三菱商事株式会社にて自動車のトレーディング、クロスボーダーの投資案件・新会社設立、M&A案件等に従事。2017年7月に株式会社RevCommを設立。電話解析AI「MiiTel Phone」、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」を提供。著書に『音声×AIがもたらすビジネス革命 VOICE ANALYSIS』(幻冬舎)がある。
株式会社RevComm https://www.revcomm.co.jp/書籍『音声×AIがもたらすビジネス革命 VOICE ANALYSIS』 https://www.amazon.co.jp/dp/4344947908 この著者の記事一覧はこちら
(會田武史)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください