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JA共済、農業高校の生徒たちに「農作業事故体験VR」提供へ

マイナビニュース / 2024年11月5日 15時14分

ここで担当者は「農機を路肩に寄せる際には、できるだけ安全な距離を確保しましょう」「万が一、トラクターが転倒しても安全キャブや安全フレーム(運転者を保護する空間を確保する)があれば、運転者の安全は守られます」「作業中はシートベルト、ヘルメットを着用しましょう」と解説する。

このあと生徒たちは、刈払機の刃との接触事故を疑似体験。草木が絡まって回転が止まった刃を油断して触ったことで指を損傷、一緒に作業していた父親に助けを求めたが声が届かず(この後さらに重大事故が起きる)、というシリアスな内容だった。担当者は「刈払機の刃は危ない、ということは誰でも理解しているでしょう。でも実際にこのような場面に遭遇したら、つい刃に絡まった草木を手で除けてしまいかねません」と話す。最後に、脚立の転倒事故についても疑似体験した。

○■JA共済の地域貢献活動

JA共済では、上記の「農作業事故体験VR」を活用した学習プログラムを全国のJAにおける研修会やイベント、農業関連団体による講習会などに展開している。担当者は「農作業事故体験VR機材は、全国どこでも(送料など含めて)全て無償で貸出しています」とアピールする。

このほか、JA共済では「くらし・営農」の取り組みとして農業高校などを引き続き支援。書道・交通安全ポスターコンクールなども実施している。若い世代に向けた露出を増やすため、最近ではInstagramの公式アカウント「どやふる / DOYAFUL Powered by JA共済」(@doyaful_jakyosai)を通じて地元目線でふるさとのマニアックな魅力を伝える地域貢献活動も積極的に展開している。

直近ではフードロスの削減に貢献する活動として、「少し傷がある」「色・形が変わっている」といった野菜を「隠レア野菜」と呼んでスポットを当て、「実は傷などがあることで旨味や栄養を多く蓄えている」といった研究結果・知見も紹介することで、これまで敬遠されがちだった野菜の価値をあらためて伝えていく活動にも取り組んでいる。こちらはJA共済 地域貢献活動特設サイト「ちいきのきずな」にて11月末に情報が公開されるという。担当者は「イメージキャラクターを務めるお笑いコンビのティモンディも出演します。是非、多くの方にチェックいただけたら幸いです」と話していた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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