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メモの「ハイライト」はどう使うの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ

マイナビニュース / 2024年11月8日 11時15分

画像提供:マイナビニュース

メモアプリは、ちょっとした文書の作成を目的としたアプリです。ワープロほど多機能ではなく、文を装飾する機能も多くありません。文字サイズは変更できても選択肢は少なく、しかも1文字だけサイズを変更しても行全体に適用されてしまいます。

iOS 18で追加された「ハイライト」は、文字修飾で制約の多いメモアプリにおいて「蛍光マーカー」的役割を果たします。選択範囲の文字列だけを対象に文字色および背景色を変更し、その部分を際立たせてくれます。行単位ではなく文字単位で設定できるため、見出し行の一部だけブルーにする、1文字だけピンクにする、といった使い方も可能です。

ハイライト機能で利用できる色はパープルとピンク、オレンジ、ミント、ブルーの5色です。文字色と背景色を別々に設定することはできず、いずれも淡い背景色に濃い文字色が浮き立つような印象になります。

文字列にハイライト設定を施す場合は、対象範囲を選択した状態でフォーマットボタン(「あぁ」)をタップし、現れた画面の鉛筆ボタンをタップします。色を変更したい場合は、右隣の色ボタンをタップし、5色の中から選択します。

ハイライト機能で変更した色を元に戻すには、同じ範囲を選択した状態でフォーマット画面の鉛筆ボタンをタップします。正確に範囲指定しないと、1文字だけハイライトされてしまうなど思わぬ結果になります。

なお、ハイライト機能で着色したメモを印刷(PDF出力)すると、文字色は残るものの背景色の情報は失われます。iOS 18およびiPadOS 18、macOS OS Sequoia以降のメモアプリを利用しないと、iCloud経由で同期してもハイライト表示されないので注意しましょう。

海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)

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