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北海道で初の次世代通信技術「IOWN」は従来比125倍のデータ容量! 体感デモ・実証公開を見学した

マイナビニュース / 2024年11月13日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

北海道とNTT東日本は11月1日、NTTグループが取り組む次世代通信技術「IOWN(アイオン)」の実証デモを、北海道大学内にあるスマート農業教育研究センター内で公開しました。

次世代通信技術となるIOWNとは

IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想は、最先端の光技術を活用し、「低消費電力」「大容量・高品質」「低遅延」を実現することで、世界中の様々な社会課題の解決、革新的サービスを創出することを目指しています。

2030年度以降は、伝送容量は125倍、エンドエンド遅延は200分の1を目標性能としているそうです。

さらに、これまでの電力効率は100倍となり、スマホの充電は、年に一度でよくなるとも言われているそうです。
IOWNで時差のない「よさこい演舞」を披露

今回の開催場所と約1.7キロメートル離れた場所をオンラインでつなぎ、よさこいソーラン踊りを同時に演舞。従来のインターネット回線に比べるとIOWNでは遅延が少ないように見受けられました。

演舞を披露したYOSAKOIソーランチーム「SAPPOROこいこい」の方は、「タイムラグを感じません。遠隔地のメンバーとも踊りを合わせる練習ができそう。IOWNが実現したら、取り入れたい」と感想を話してくれました。

続いて、じゃんけんのあっちむいてほいを体験した鈴木直道知事は、「緊張感がありますね。距離はあるが自然に感じます」とコメント。

さらに、札幌のVR企画会社キシブルは、手術現場を臨場感たっぷりに体験しながら、手順等を研修できる様子を公開しました。

このVR遠隔教育・コミュニケーションは、医療現場の研修や企業研修、観光体験など、幅広い分野での社会課題の解決に活用できると考えられています。

IOWN普及の効果と北海道の未来予想

NTT東日本でIOWNを担当する、瀧野祐太さん(経営企画部 IOWN推進室 担当課長)と、沖杏奈さん(北海道支店 第一ビジネスイノベーション部 地域基盤ビジネスグループ 地域基盤ビジネス担当 担当課長)にお話をうかがいました。

――IOWNが地域の方々へもたらす効果を改めてお教えください。

瀧野さん :現在、急速に拡大している生成AI関連事業には、大量のデータを、低消費電力で伝送する通信技術が不可欠となっています。

IOWNは、これまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信を可能にし、将来的には、省エネ性能も飛躍的に向上させる技術として、DXの推進や経済成長の実現につながると考えております。

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