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有名テーラーに学べ、一流のスーツの着こなし 第1回 基本は胸にあり。最低限押さえたいサイジングと選び方

マイナビニュース / 2024年11月22日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

仕事ができるビジネスマンを目指すなら、美しく精悍にスーツを着こなすのも忘れずに。といっても、既製品のスーツではなんだかしっくり来ないという場合は、オーダースーツで自分の体にフィットした一着を身にまとうことがおすすめです。

本連載では、サイズはもちろん感性にもフィットするパーソナルオーダースーツ専門店「麻布テーラー」の営業本部にて副本部長を務める藤田 哲氏が、オーダーだからこそできる着こなしの基礎を解説。押さえておきたい4つのポイントを紹介します。第1回は、スーツの基礎中の基礎「サイジング」についてです。
○ジャケットは『肩』ではなく、『胸』に合わせる

そもそもスーツは体の形を作る服。スーツのサイズは、横方向の寸法から縦方向の寸法のバランスを取ることで決まります。

上半身にまとうジャケットは、肩ではなく、胸で合わせます。よく肩のサイズで合わせる方もいますが、一度合わせると後から調整できない胸が基準です。胸が開いたり、脇の下に生地が溜まったりしてしまうと、美しいシルエットにはならないので注意してください。

胸の次は腹部のサイズを合わせます。胴回りの余裕は握りこぶし一つ分、約12cm開ける、と意識しましょう。ジャケットのボタンを留めたときに、X字にシワが寄るようなタイトなものはNGです。

肩と腹部の横方向のサイズを決めた後は、縦方向のサイズを決めます。

ジャケットの袖丈はシャツの袖口が1~1.5cmのぞく程度の長さに仕立てるのがベストです。着丈は、手を下ろした際に裾を軽く握れるサイズに。このときヒップが見えすぎてしまうと、後ろからのシルエットが残念な印象になってしまいます。
○細すぎるシルエットは逆に悪印象。適度なゆとりがカギ

スラックスも同様に、横方向のサイズを合わせた後に縦方向のサイズを合わせます。

まず押さえるべき基準はヒップ周り。お尻が食い込んだり、生地が余ったりすることは避けましょう。

次に、ヒップから太ももにかけて、直線ラインがつながるようにします。そうすることで、ヒップが浮き出てしまうようなタイトすぎるシルエットを防止します。

股下の長さはハーフから1クッションがおすすめです。長すぎても裾がダボついてしまい、短すぎても靴下が見えてしまいます。
○上級者を目指すなら、見えないところにできるシワに要注意!

見た目の印象が上がる装いの上級者を目指すならば、肩や背中といった見えない場所にできるシワについても気を配りましょう。

背中側の首の下に横方向に入るツキジワや、肩甲骨付近にできるシワなどが後ろから見えなかったり、襟の部分が首にしっかり乗っていたりする状態がベストです。いかり肩やなで肩など、千差万別な体型に細かく調整できるオーダースーツならば美しいシルエットを作れます。

ビジネスの相手から「体の形に合っていない」「スーツにシワがついている」と思わせないよう、適切なゆとりを備えた体型にあっているものを選ぶことが、スーツ選びで一番気にしてほしいポイントです。

○麻布テーラー 営業本部副本部長 藤田 哲

1990年にメルボメンズウェアー株式会社に入社後、オーダースーツ業に携わり30年を超える。「麻布テーラー」のブランド創設から携わり、お客様の感性と体にフィットする一着をご提案するため、店舗でのサービス向上やスタッフ教育を統括する。

麻布テーラー:https://www.azabutailor.com/
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