写真アプリの「クリーンアップ」で何が消せるの? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
マイナビニュース / 2024年11月9日 11時15分
「シャッターチャンス」という言葉があるように、写真は一瞬が勝負。構図を決めて、これぞという瞬間にシャッターを切ることができれば、狙いどおりの写真を手にすることができます。しかし、そんなときに限ってゴミが飛んできたり、通行人がフレームインしてきたり、"いらない要素"が写り込んでしまうものです。
iOS 18.1の写真アプリに追加された「クリーンアップ」は、その"いらない要素"を取り除く機能です。つねに期待どおりの仕上がりになるとは限らないものの、前述したような偶然写り込んでしまったモノ・人をわずかな操作で取り除くことができます。
クリーンアップ機能は、対象の写真を編集モードで開いたとき、画面右下に現れる消しゴムに似た「クリーンアップ」ボタンのタップで起動します。するとAIによる分析が開始され、通行人や障害物など不要とみなされる可能性が高い被写体については削除候補であることを示す虹色の輪郭が現れるので、それをタップすれば削除されます。
クリーンアップ機能における削除対象は特定されていません。対象をタップするか周囲を線で囲めば削除対象と判断され、周囲となじませるための画像処理を施しつつ写真から取り除かれます。その気になれば、きつねうどんから油揚げを取り除いたり、建物に掲げられた看板を消して下地のタイルだけにしたりなど、いろいろな加工が可能です。
ただし、周囲と完全になじませることができるかどうかは、その写真次第です。写真の3分の1以上を占めるほど大きな被写体を取り除こうとすれば、データ不足で被写体があった部分は不自然な仕上がりになります。テーブルの上のコップ、床に落ちているゴミ、雲がほとんどない青空に浮かぶ小さな雲など、写真に占める割合が小さく周囲が単調な模様の被写体が、クリーンアップの対象にしやすいといえるでしょう。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら
(海上忍)
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