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AMD、CXL 3.1/PCIe Gen6/LPDDR5に対応するアダプティブSoC「Versal Premium Series Gen 2」を発表

マイナビニュース / 2024年11月13日 6時45分

画像提供:マイナビニュース

米AMDは11月12日、幅広いワークロードにおいて最高レベルのシステム加速を実現するために設計されたアダプティブSoCプラットフォーム「Versal Premium Series Gen 2」を発表した。オンラインでの記者説明会の資料に基づき、この内容をご紹介したい。

Versal Premiumの第1世代は2020年3月に発表された。当時のターゲットはネットワーク向けであり、それもあって特にI/Oの充実が図られた構成になっていた訳だが、Gen 2にあたってはメモリ帯域の増大とCXL Attached Memoryへの対応が図られることになった(Photo01)。

またネットワーク機器に関しては、5GへのDeployが一段落し、Advanced 5Gや6Gはもう少し先になる一方で、HPCやAI向けのニーズが高まる事になった(Photo02)。

こうしたニーズに対応して今回発表されたのがVersal Premium Series Gen 2である。大きな違いは

LPDDR5X/DDR5の対応
PCIe Gen6に対応
CXL 3.1に対応し、Type 3(CXL Memory)を利用できる様になった
PCIe IDE(Integrity & Data Encryption)を始めとするSecurity強化
GTM2 Transceiverを搭載

あたりが主なものとなる。

後で細かい仕様(Product Table)も出てくるが、System Logic CellとかLUTなどは既存のVersal Premiumとそう大きくは変わっていない。

Photo03をもう少しBreakdownしたのがこちら(Photo04)。

初代Versal Premiumだとハイエンドは16×PCIe Gen5×4(合計64レーン)が使えるからこれには見劣りするが、メインストリーム製品は2×PCIe Gen5×8だったのが今回2×PCIe Gen6×8になったとか、LPDDR5/DDR5を最大8ch利用できる、あるいはHigh-Speed MIPIのPHYを搭載するなど、かなりHostとのConnectivityを強化した感がある。といっても、基本は既存のVersal Premiumの延長にあるとしており(Photo05)、逆に言えば既存のVersal Premium向けのIPはほぼそのまま利用できる様だ。

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