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「会社で仕事する」流れが出る中、オフィスはどうなる? オフィスの構築を専門にする会社で学んだ

マイナビニュース / 2024年11月14日 9時32分

業務に集中する場面のアイテムでは、パソコン画面への照明の映り込みを解消する「映り込み防止」シェードが面白かったです。

設計部門で働く人やデザイン業務など、パソコンのモニター上で細かい作業がある人には感謝されそうです。ちなみに、同じ考え方で「ひさし」が付いたデスク用の仕切り板もありましたよ。

集中して作業する時はこれらの場所で、成果やアイデアを共有、共創したい時はオープンなオフィス空間で働く。自律的に自分で働く場所を選択する働き方が「当たり前」となりつつあるようです。

なお仕事に集中した後、気分をリフレッシュさせるのも大切とし、交流もできる「ライブラリ・ラウンジ」を同社は導入しています。木の製品に囲まれた空間で、書籍などにも触れつつ思考の切り替え、リラックスできることを狙いとしているようですね。

オフィスのロッカーも進化

フリーアドレスの場合、荷物は個人ロッカーに預ける形です。このロッカーに「毎日立ち寄る港の役割」を与えたというのが、パーソナルロッカー「Portainer(ポルテナ)」です。

物の整頓をしやすい仕切り、デバイス充電用の電源コンセントなど、使い勝手の良さがポイントです。また、もう一つの特徴がダイヤル錠でした。

「ダイヤル錠は当社独自のもので、『鍵の盗み見防止機構』を持ち、開けた状態でも番号を崩せるので荷物を出し入れの際もセキュリティを守れます」(広報担当者さん)

通常のものは開いた状態ではダイヤル錠の番号が回らないのですが、同社のそれはガチャガチャ変更できる。地味ですが、意外と重宝する機能でしょうね。
オフィスの課題を解消

今まで紹介したのは「リアル」な基盤です。では「デジタル」な基盤ではどうでしょうか。同社には「SmartOfficeNavigator(スマートオフィスナビゲーター)」というグループウェア(Microsoft 365等)と連携するプラットフォームがあります。

既に多く企業に導入されていて、その事例をもとに機能強化するなど、年々アップデートしています。

例えば「フリーアドレスで同僚が社内のどこにいるのか分からない」、「出社したけど、どの座席が空いているか把握したい」、「会議室の利用頻度や利用実態をつかみたい」など、オフィスでの課題に対応する機能が備わっているのです。

情報は社内情報発信サイネージ「エナジーウォール」で確認可能で、またスマホでも利用できます。

筆者は特に会議室の利用状況を把握できるのはいいなと思いました。空いている会議スぺ―スを見つけるのは、毎回四苦八苦するのですよね……。

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