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【ミッドライフクライシス】40~50代男性7割が「ふだんの生活でストレスを感じている」 - おしゃべりする友人やグループがある人の割合は?

マイナビニュース / 2024年11月18日 10時2分

画像提供:マイナビニュース

花王は11月12日、「40~50代男性の健康実態」を公開した。「生活者の意識と行動に関する調査」は2024年9月、首都圏在住20~60代男女3,078人を対象に。「暮らしと健康に関する調査」は2021年12月、首都圏在住40~50代男性10,895人を対象に、どちらもインターネットで行われた。
○男性の健康意識は女性より低い?

生活習慣病の増加とともに、医療の重点は「病気を治す」から、最近は「病気になる前の予防」へ移り変わっている。2008年以降、特定健康診査(通称メタボ健診)や特定保健指導(生活習慣病リスクの高い人への生活習慣改善の指導)の導入、企業でのストレスチェックの義務化、また新型コロナ禍の影響などもあり、40~50代男性の健康行動はこの10年間で増加傾向にある。

健康には「運動」「睡眠・休養」「食事」のバランスが重要だが、男性が女性より実施率が高い健康行動は、「ウォーキング」(39%)、「定期的にスポーツ」(26%)の2つのみ。「睡眠を十分にとる」(28%)、「適度な休養」(20%)、「ゆっくり入浴」(10%)や、「3食きちんと食べる」(27%)、「食物繊維をとる」(23%)、「夜遅い時間に食事をしない」(17%)など、睡眠・休養や食事に関することは、女性に比べ実施が低いのが実情のようだ。

○「なんとなく不調」に油断は禁物

自分が健康と思う割合にはあまり年代差がなく、40~50代男性も約7割は「自分は健康」と思っている。その一方で、ほとんどの人が何らかの不調を感じている。半数以上が感じている不調には「筋力の低下」(72%)、 「よく眠くなる、しばしば疲れを感じる」(68%)、 「関節や筋肉の痛み」(66%)、 「早朝勃起の回数の減少」、 「からだの疲労や行動力の減退」、「性的能力の衰え」、「総合的に調子が思わしくない」「イライラする」「睡眠の悩み」などがある。

1つ1つは加齢変化や疲れによる一時的なものかもしれないが、長引くようなら「いつもの不調」と油断するのは禁物。これらは、男性ホルモンの減少によって生じる男性更年期障害(LOH症候群)のセルフケアチェック指標となる不調でもある。

加齢変化や更年期を認めたくないという心理もあるのか、家族の心配をよそに自分の体のことを顧みない男性は少なくないようだ。

○ストレスケア、心のケアが大切

40~50代男性の約7割は、ふだんの生活でストレスを感じている。仕事や人間関係のストレスは、自分ではどうにもできない部分もあり、好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭したり、一人で静かに過ごすなど自分に合ったリラックス法で、自分のご機嫌は自分でとってストレスをためないことが大切。ただし、40~50代男性のストレス対処法として2番目に多い「お酒を飲む」(32%:20~30代男性の1.8倍)は、睡眠の質を下げることになるので注意が必要だという。この年代は、これまでの人生や将来について悩んだり、不安や焦燥感を抱くミッドライフ・クライシス(中高年の心の危機)に陥りやすくなる。

しかし、男性は女性に比べて「心の健康」への関心が低く、年齢を重ねるにつれ、日頃から頻繁におしゃべりをする友人がいる割合も減る傾向にある。「愚痴や弱音は話したくない」という思いが強いと、悩みを一人で抱えてしまいがち。解決策は見つからなくても、話すだけでストレスや悩みが軽くなる体験が、男性にも必要なのかもしれない。
(Yumi's life)

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