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ChatGPT for macOSに新機能「アプリとの連携」、コードエディタの内容を直接読み取り

マイナビニュース / 2024年11月15日 8時26分

画像提供:マイナビニュース

米OpenAIは11月14日(現地時間)、macOS向け「ChatGPT」アプリのアップデート(バージョン1.2024.310)をリリースし、新機能「アプリとの連携(Work with Apps)」の初期ベータ版を追加した。 14日より、ChatGPT PlusとTeamのユーザーが利用可能であり、数週間以内にChatGPT EnterpriseおよびEduユーザーにも提供を拡大する予定である。

「アプリとの連携」は開発者向けの新機能となっており、有効にすると、VS Code、Xcode、テキストエディットなどのコーディングアプリ、Terminal、iTerm2といったアプリ内のテキストをChatGPTが読み取れるようになる。これにより、コードをChatGPTにコピー&ペーストすることなく、作業中の内容に関する質問や様々なリクエストをChatGPTに対して行えるようになる。

他のアプリ内のテキストの読み取りには、macOSのアクセシビリティAPIのスクリーンリーダーを使用しており、「アプリとの連携」を利用するために、ChatGPTアプリにコンピュータ制御の許可を与える必要がある(macOSのシステム設定内の「プライバシーとセキュリティ」→「アクセシビリティ」)。また、VS Codeでの利用には、コンテンツを取得するためのVS Codeエクステンションをインストールする必要がある。

ChatGPTアプリの「設定」内にある「アプリとの連携」で、[アプリでの作業を有効にする]をオンにすると、ChatGPTアプリの入力ボックスに「アプリとの連携」アイコンが表示される。クリックすると、インストールされている対応アプリのリストが開き、そこで起動中のアプリとの連携のオン/オフを設定できる。

エディタ (Xcode、VS Code、テキストエディット)での作業では、ChatGPTは、最前面のウィンドウに開かれているエディタペインの内容全体を、制限がかかるまで含める。エディタでテキストを選択している場合には、ChatGPTは選択範囲にフォーカスし、他の部分をコンテキストとして取り入れる。ターミナル (Terminal, iTerm) での作業では、開いているペインの最後の200行を含み、テキスト選択時には選択範囲に重点が置かれる。

なお、「アプリとの連携」のコンテンツはチャット履歴の一部となり、削除されるまでアカウントに保存される。データコントロール設定に留意して使用する必要がある。
(Yoichi Yamashita)

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