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「ロックの街・高崎」へ! 初開催したフェスを"デザイン思考"で振り返ったら

マイナビニュース / 2024年12月5日 7時0分

デザイン思考においては、主観的な目線ではなく、ターゲットとするユーザーの目線からニーズを取り込む形を取る。例えば、20代女性に語りかけたいのに、40代男性がやりたいと思っていることを挙げても乖離が出てしまう。20代女性というユーザー像(架空の人物像)をさまざまなフレームワークに沿って考えることで、効果的なアイデアを出すことがデザイン思考のメリットだ。

○ユーザー像を把握・想定しユーザーニーズを発掘する

ワークショップでは、次回以降のタカサキシティロックフェスを仮定し、集客増加と高崎市内の回遊増加に向けた具体的なアクションプランが検討された。参加者はA~Dグループに別れ、始めにグループ内で自己紹介を行う。内容は氏名や仕事内容の他、趣味、最近楽しかったこと、幸せに感じたことなどだ。

そして、ユーザージャーニーから「ユーザー像の把握・理解」という具体的なフェーズが始まる。グループ内でユーザー像の印象や、普段どんなことを考え、言ったりしていそうかを話し合った後、ジャーニーに記載されていないユーザー像、例えば好きなこと・嫌いなこと、悩みやリフレッシュ方法などがチーム内で共有された。

続いて、「ユーザージャーニーの把握・想定」。やりたい行動、行動を起こせない理由、行動を起こせない原因が深掘りされ、「ユーザーニーズの発掘」が話し合われる。その後、ユーザーニーズに対して「アイデアの創出・検討」が行われ、付せん紙に書かれたさまざまなアイデアがホワイトボードに貼付されていった。

最後に、各グループの発表だ。年代も性別も仕事も異なる人が集まっただけあり、同じユーザージャーニーをもとにしていても、それぞれが深掘りしたユーザー像には違いがあり、出てくるアイデアもまた異なるものに。それでいてどのアイデアにも一定の説得力があり、会場ではひとつのグループの発表が終わるたびに熱い拍手が湧いていた。

○ロックフェス関係者がワークショップの感想を語る

さまざまな方が参加した今回のワークショップ。実際にタカサキシティロックフェス2024に関わった、タカサキシティロックフェス 2024 実行委員会 事務局の関口高史氏は「若い人も含めていろいろな立場の人が集まり、意見を言い合うというのは素晴らしい機会だったなと思っています」と語る。

「やはり大きな目的のひとつに集客があるのですが、“人を集める”ということ自体がすごく漠然としており、当然数字上の目標はあるものの、当てるべき具体的な対処法がわからなかったんです。今回のようにユーザー像を決めていくことで、来場者目線でアプローチしていくことを学べたと思います。実際、25歳女性になるのは大変でしたけど(笑)」(事務局 関口氏)

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