世界最高クラスにスモーキーなウイスキー「オクトモア」の魅力とは - 2024年の「オクトモア15」はすべて当たり!
マイナビニュース / 2024年11月15日 16時32分
世界でもっともピーテッドなシングルモルトウイスキー「オクトモア15シリーズ」のマスタークラスが開催されました。ブルックラディ蒸留所のヘッドディスティラーであるアダム・ハネット氏が初来日し、「オクトモア」そして、「オクトモア15シリーズ」について語ってくれました。司会と通訳はブランドアンバサダーのジャック・チェンバース氏が担いました。
「オクトモア」はブルックラディ蒸留所で作られているピートタイプのウイスキーです。ブルックラディ蒸留所は1881年にスコットランドのアイラ島に設立されましたが、その後は何度も所有者が変わったり、閉鎖されたりしていました。2000年にワイン商のマーク・レイニエとジム・マッキュワンによって復活し、再び世界中のウイスキーファンから注目を集める存在となったのです。
アイラ島で作られるウイスキーは「アイラウイスキー」と呼ばれ、ピート香が強く燻製のようなスモーキーさが特徴です。しかし、ブルックラディ蒸留所で作られる主力製品の「ブルックラディ」はアイラ島では珍しくノンピートなのです。そこで、蒸留所が復活した2001年からはピートを使った「ポートシャーロット」を作り始めました。
ウイスキーの製造過程で使われるピート(麦芽を乾燥させるために使う泥炭)により、麦芽に付着するフェノール化合物の濃度を示す値をフェノール値と呼び、ピートの強さの指標になっています。一般的には、フェノール値が高いほど、スモーキーになります。「ポートシャーロット」のフェノール値は40ppmです。なかなかにスモーキーで、アイラウイスキーの中でも平均以上のフェノール値となっています。
「麦芽はベアーズ・モルティング社でモルティングしているのですが、実は非常に高いフェノール値の麦芽を作ってから、ノンピート麦芽と混ぜて各蒸留所の要望に合わせたppmにしています。2002年に、その混ぜる前の麦芽を使ってウイスキーを作ったらどうなるだろうと考えました。モルティング施設の人は、美味しくはならないだろう、と言いました」(アダム氏)
「モルティング施設で作られる麦芽は毎年異なる」とも。つまり、同じウイスキーを作り続けることができないということです。
当時のブルックラディ蒸留所は大手企業ではなく、個人企業のような雰囲気があり、とても自由だったそうです。そのため、味がどうなるのかわからない、毎年異なる麦芽になってしまう、と言われても、それを楽しみにして「オクトモア」の蒸留が始まりました。
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