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長野県小布施町に遺る北斎作品を高精細デジタル化! ICCで「Digital×北斎」展の集大成

マイナビニュース / 2024年11月19日 14時5分

画像提供:マイナビニュース

NTT東日本グループは11月9日から来年3月30日まで、「Digital×北斎【急章】その2」展「真正の画工 創造と革新の道」を、東京オペラシティタワーのNTTインターコミュニケーション・センターICC(東京都新宿区)で開催している。一般公開に先立ち、11月8日に行われた内覧会に参加した。

○文化財をデジタル化で再現

NTT東日本グループは、2020年12月に文化芸術分野の専門会社「NTT ArtTechnology」を設立。グループのアセットや先進テクノロジーを活用し、地域の価値ある文化芸術のデータ蓄積・発信を通じ、新しい形の文化芸術伝承・地方創生に取り組んでいる。

特に日本の文化芸術の代表ともいえる葛飾北斎の作品については、これまで「Digital×北斎【序章】」展、「Digital×北斎【破章】」展、「Digital×北斎」特別展、「Digital×北斎【急章】その1」展を開催。高精細デジタル化に関する特許技術を有するアルステクネと連携し、新たな芸術鑑賞体験の提供と、それらを通じた地域活性化への貢献を推進してきた。

現在開催中の「Digital×北斎【急章】その2」展では、北斎が晩年に創作活動を行った地である長野県小布施町に遺した4枚の祭屋台天井絵、北斎が生涯で唯一創作に関わった立体作品と言われる祭屋台装飾を中心に紹介。真正の画工として北斎が生み出そうとした世界を、原画の細部まで忠実に再現した高精細複製画や3Dデジタルアプリケーションなどを通じて体感できる。

高精細デジタルデータを活用した「Digital×北斎」展は今回で5回目の開催となり、「NTT ArtTechnology」立ち上げ前の2019年に第1回が開催された。もともと序破急の3部構成の展示会として企画され、小布施での創作活動をテーマとする「急章」は、都合3回に分けて開催されることになったという。

「北斎は晩年に多くの肉筆画を描いており、1回の展覧会で扱うには中身が濃すぎることから昨年、掛け軸の肉筆画などに焦点を当てた展覧会として『急章その1展』を開催しました」と、NTT ArtTechnologyの国枝学 代表取締役社長。

「【急章】その1展」では小布施の岩松院本堂天井絵「鳳凰図」を、NTT ArtTechnologyとアルステクネが共同でデジタル化。今回の「【急章】その2」展では、東町祭屋台と上町(かんまち)祭屋台の天井絵と、上町祭屋台の飾り人形を新たにデジタル化して展示している。

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