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【2024年最新版】奈良に行ったら泊まりたいおすすめホテル5選

マイナビニュース / 2024年11月19日 15時34分

画像提供:マイナビニュース

関西旅というと京都や大阪、神戸が注目されがちだが、オーバーツーリズムのいまだからこそ目を向けたいのが奈良だ。近隣府県に比べ宿泊施設が少なかった奈良だが、近年外資も含め素敵な宿泊施設が続々オープンしており、混雑を避けた心静かなステイが叶う。今回奈良市のホテルを巡ってきたので、おすすめをピックアップして紹介したい。

1909年創業、皇族や国賓にも愛されてきた「奈良ホテル」

奈良の憧れホテルと言えば1909年に創業し、「関西の迎賓館」として国賓や皇族にも愛されてきた「奈良ホテル」だろう。本館の建築は、東京駅や日本銀行本店を手掛けたことでも知られる辰野金吾氏によるもの。西洋建築のイメージがある辰野氏だが「奈良ホテル」は、大和の街並みとの親和性を重んじ、外観は和風な瓦葺き建築だ。

しかし、中に入ると春日大社の釣り灯篭をモチーフにしたシャンデリアや、ビロードの大階段などが現れ、桃山風の豪奢・華麗な意匠が感じられる和洋折衷な内装となっている。

「奈良ホテル」の歴史は日本の近現代の歴史と言っても過言ではないほど、歴史を動かしたさまざまな人物が来館している。

例えばティーラウンジにはアインシュタインが弾いたピアノが鎮座していたり、ラストエンペラーとして知られる満州国皇帝の溥儀が使ったグラスがディスプレイされていたり、オードリー・ヘップバーンが宿泊した客室があったりと、枚挙にいとまがない。

クラシックホテルならではのサービスを感じたいなら、ぜひともダイニング体験を。メインダイニングルーム「三笠」は、ビジター利用も可能となっている。今回いただいたのはディナーの「春日コース」(1万7,000円)。カボスが香るサーモンのムニエルいくらのせや、国産牛フィレ肉のグリエ、茸と栗のソテーなど、大和野菜や日本の食材を生かしたクラシカルなフランス料理がいただける。

食事に合わせるワインはフランスをはじめ、アメリカやオーストラリアなど新世界の名ワインや、日本ワインなどボトルも含めると約300種類揃う。訪れた日のシャンパーニュは「ストラディバリウス・ブリュット」、赤ワインはオーストラリアのプレミアムワインの生産地であるマーガレットリバー「ルーウィン・エステート」の「アートシリーズ シラーズ」など、セレクトにも「奈良ホテル」の格式高さを感じた。

しかも銀器は100年以上前に長崎ホテルから受け継いだビンテージというから驚き。博物館級の代物にじかに触れられる貴重な体験であった。明治・大正時代の貴族の社交場にタイムスリップしたかのような、重厚華麗なダイニングの雰囲気も魅力的だ。
CMでも話題の絶景ホテル「ANDO HOTEL 奈良若草山」

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