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ヨーロッパで日本のチーズに熱視線、国際コンテストで受賞した国産カマンベールとは?

マイナビニュース / 2024年11月20日 13時9分

見ためからもはっきりわかる通り、どのチーズも全く違った個性を持っている。

例えば上段中央の白カビチーズ、「広内エゾリスの谷チーズ社」の「コバン」は、少し塩気がありつつもミルキーで食べやすい。一方下段左にある「シェーブル」の「ネロカプラ」は、竹炭をまぶしたヤギミルクのチーズで、酸味と竹炭の味わいが独特だ。上段左にある「マース乳製品工場」の「ワインラクト」は、クリームチーズのようなチーズにオレンジの皮がフレッシュなアクセントを添える、爽やかな逸品だった。
○そばにゴーダチーズ!? 和食との組み合わせで広がる新たな味に舌鼓

続いて話題は、まだまだ普及しているとは言い難い、国産チーズの可能性や楽しみ方へ。

日本産のチーズはヨーロッパの製品に比べて、塩味や香りが穏やか。そのため、欧米からは風味や味わいの弱さを指摘されることもあるという。

しかしながら、和食のメニューには合うのだとか。そこで、チーズを使った創作和食「きのこ天ぷら出雲そば ゴーダチーズがけ(柚子風味)」がふるまわれた。

チーズは木次乳業(島根県)のオールドゴーダチーズを使用。同じく島根の出雲そばの上にきのこ天を乗せ、さらに上から削ったゴーダチーズをトッピングしている。

そばとチーズという合わなそうな組み合わせだが、めんつゆをかけて食べてみるとふわっとチーズが香る。そばが若干見えなくなるほどチーズがかかっているものの、味が主張してくるわけではなく、むしろチーズのうまみがそば全体のおいしさを底上げしている。

確かに「個性がないゆえに、どんな料理にも合う」という発言が理解できるような相乗効果だ。
○お酒のお供にもなるチーズ。専門家おすすめのペアリングは?

和食だけでなく、日本のお酒とも相性がいいのが国産チーズ。一般的にお酒のおつまみとしてのチーズは、ワインの横にならんでいることが多いが、他にも合うものがあるんだそう。

坂上氏は「ワインはなんにでも合う.......というところがあるんですが、実をいうと日本酒とすごくよく合います。日本酒とチーズのうまみの組み合わせをワインに限らず楽しんでいただきたいです」

また、出雲そばにも使われたオールドゴーダを生産する木次乳業の川本英二氏は、焼酎との組み合わせも提案。「オールドゴーダは風味が強いので、焼酎にも非常によく合う」とのことだった。ほかにも日本料理人の齋藤章雄氏からは「地元のチーズを地元のお酒を合わせてみる」といったペアリングも提案されるなど、国産チーズの可能性が大いに感じられた。

これからも注目を集めていくことが予想される日本の国産チーズ。お酒のお供に、チーズ売り場でチェックしてみてはいかがだろうか。
(岩木華子)



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