乗ったぞ電気のGクラス! AMGのG63より「G580」の方が欲しいと思えた理由
マイナビニュース / 2024年11月22日 11時45分
メルセデス・ベンツの本格オフローダー「Gクラス」が電気自動車(EV)になって日本に上陸した。不動の人気を誇る「ゲレンデ」は電化してどう変わったのか。悪路走破性はEVになって上がったのか、下がったのか。電気のG580、AMGのG63、ディーゼルエンジンのG450dの3台をオンロードとオフロードで乗り比べて実力を確認してきた。
なぜGクラスを電化したのか?
Gクラスの歴史は1979年に民間用として登場した「ゲレンデヴァーゲン」から始まる。1990年になると2代目Gクラスへとフルモデルチェンジし、現行モデルである3代目Gクラスは2018年に登場した。初代からエクステリアはそこまで大きく変わっていないが、中身は大幅に進化し続けている。そんなGクラスがEV化したとなれば、注目しないわけにはいかない。
今回試乗したのは、内外装の随所にブルーのアクセントが入るオプション充実の特別仕様車「G580 with EQテクノロジー エディション1」だ。
G580は4輪独立モーターを搭載する4輪駆動車で、動力性能は最高出力587PS(432kW)/最大トルク1,164Nmだ。
メルセデスAMG G63は4.0LのV型8気筒ツインターボエンジン搭載で最高出力585PS(430kW)/最大トルク850Nm、G450dは3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載で最高出力367PS(270kW)/最大トルク750Nm。こうしてスペックを比べると、G580がエンジン車に比べて引けを取らないどころか、むしろ動力性能で他を凌駕していることがわかってもらえるだろう。
G580は108kW/291Nmの交流同期モーターを4つ搭載することで、動力性能をG63よりも高めることに成功している。「Gクラスといえばガソリンかディーゼルだろう! なぜ電気自動車なんか出すの?」という声が多いようだが、GクラスをEVにしたのは、ガソリンやディーゼルでは達成できないハイスペックを実現するためだ。
「電気自動車を出せば話題になるから?」「環境に配慮しているから?」「いまさら電気自動車?」といった意見も多く寄せられるそうだが、メルセデス・ベンツ日本の担当者は「Gクラスの基本的な走行性能や悪路走破性を高めるためにG580 with EQテクノロジーが登場しました」と話していた。
G580は容量116kWhの2階層高電圧リチウムイオンバッテリーを車体下部のラダーフレーム構造に組み込んでいる。1回の充電で走行可能なWLTC一充電走行距離は530km。AC200Vの普通充電はもちろん、CHAdeMOの急速充電にも対応している。急速充電(150kW)なら約41分で電池残量10%から80%まで充電可能だ。自宅に備え付けるタイプの充電用ウォールユニット(定格30A/6kWタイプ)なら約14時間で充電が完了する。夕方に帰宅して充電を開始すれば、翌朝には長距離ドライブの準備ができている計算だ。
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