Acer Chromebook Plus 514レビュー - GoogleのAI機能が拡充、最前線で使える1台に
マイナビニュース / 2024年11月21日 6時0分
まず最新のAI機能である「読解サポート」を利用してみました。まだ日本語には対応していないため英語でしか利用できない機能ですが、WebページやPDFなど文章を読み取り、要約を生成してくれる機能です。
実際に使ってみると要約の制度は高く、まだ英語に限定されるものの「母国語でない言語で、求めている情報がページにあるかどうか」を要約から判断できる点では、日本語に対応しない現状であっても、利便性は高いと感じられました。
もっといえば外国語から要約をまとめ、それをさらに指定した言語に翻訳などもしてくれるようになると。欲しい情報を広いネットの海や、外国語しか載っていないマニュアルから即座に見つけることができるようになりそうです。
他の新しいAI機能としては「文書作成サポート」があります。チャットやメールなど、文章入力時にプロンプト入力が立ち上がり、そこで「こんな文章がほしい」と入力すると、要望に沿った文章を生成してくれる機能です。
今回はメール作成画面で「忘年会の招待分を作って」と入力してみましたが、違和感のない文章をあっという間に生成してくれました。
すでに似たような機能はその他の生成AIでも容易に行うことができますが、生成された文章のプレビューや、それを実際のメール画面に挿入するまでの操作が容易な点は、Chromebook Plusならではといえます。
また写真から余計なものを自然に削除することができる「消しゴムマジック」もAI機能のひとつですが、これはPlusではないChromebookでも利用することができます。
そこでChromebook PlusだけのAIを活用した画像編集機能である「編集マジック」を試しました。編集マジックでは写真内の指定した被写体の場所や大きさを変更したり、空模様を容易に曇天から晴天に変えるといった加工を行うことができます。
今回はビルの大きさを変え、位置も変える編集と、曇天から晴天に変える編集を行ってみましたが、編集結果はパッと見で違和感は少なく、ビジネスシーンであれば丁度いいイメージカットが見つからないときに「それっぽい写真」を作って利用するといいかもしれません。
高性能とAIの組み合わせで「最前線で使える1台に進化」
今回試用したAcerのChromebook Plus 514(型番:CB514-4HT)ですが、Chromebook Plusの要件として基本性能が大きく向上した恩恵は大きいと感じました。
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