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社会人が『シャドバ』の賞金制eスポーツ大会に復帰したら「思い出」と「トラウマ」が刻まれた

マイナビニュース / 2024年11月21日 14時35分

画像提供:マイナビニュース

「優勝賞金1,500万円のゲーム大会」と聞いたら参加せざるを得ないだろう。

今回は、筆者が「Shadowverse 最強チーム決定戦」に選手として参加。ゲームにそこまで詳しくない読者にも伝わるよう、ゲーム内容への言及は最小限にして「賞金制のゲーム大会に出場する社会人」の実態を書く。

まあ、何というか、いろいろ大変なのが伝わってほしい。

大会は「本番」よりも「準備」が重要

筆者は「RAGE Shadowverse 2020 Spring」(※ギネス記録を達成した回)に参加したのを最後に、スマホカードバトル『Shadowverse(以下、シャドバ)』を競技的にはプレイしておらず、約5年ぶりの競技イベントの参加となる。

「RAGE Shadowverse」では、何度かDAY2に進出したことはあるが、賞金獲得には至ったことがないので、今回は積年のリベンジだ。

ちなみに、こういった大会レポートは、大会当日の出来事だけを扱いがちだが、本稿では「競技プレイヤー」のリアルな実態を知ってほしいので、準備期間からの苦悩を記していく。

では、大会本番の5日前まで遡ろう。

本番5日前

『シャドバ』は、8つのクラスから選んで戦うデジタルカードゲームである。それぞれが特徴的な性質・戦略を持っているので、その多様性が楽しさにもつながっている。

一方、この多様性が、練習という点では「壁」として立ちはだかる。いわば「将棋」「チェス」「オセロ」などのうちの2つ以上を同時に練習する感覚に近い。

さらに、これが厄介なことに(あまりたとえとして適切ではないが)「将棋」vs「オセロ」という対戦組み合わせになることもあるため、あらゆるパターンを練習するのが、この準備期間にやるべきことである。

『シャドバ』には8年以上の歴史があり、現在は、次回作『Shadowverse: Worlds Beyond』のリリースまでの総決算として、過去の環境で戦う、タイムスリップローテーションというルールで大会が実施されている。

つまり先人の知識は過去にあるので「過去の大会のアーカイブ動画を見る」ことで効率よく練習ができると考えた。過去動画を調べたら、「ヴァンパイア」「ネクロマンサー」「ウィッチ」のクラスが強そうだったので練習することに決める。

しかし、今回は3人チーム戦。チーム内で同じクラスは使えない制約がある。メンバーと相談した結果、ヴァンパイアを使わせてもらえることになったが、もう1つは再検討することになった。馴染みのあるネクロマンサーとウィッチを手放すのは名残惜しかったが、そこはチームメンバーに託す。

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