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“古代エジプト”が六本木に出現!? ブルックリン博物館所蔵の名品群が来日する特別展、森アーツセンターギャラリーで1月に開催

マイナビニュース / 2024年11月21日 16時31分

画像提供:マイナビニュース

米国で最大かつ最も質の高い古代エジプト美術コレクションを有する、ニューヨークのブルックリン博物館から、選りすぐりの名品群が集結する展覧会「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が、1月25日から東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される。展覧会を監修する気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰さんと、公式アンバサダーをつとめる菊池風磨さんが記者会見に登場し、みどころや意気込みを語った。

○米国最大規模の質の高い古代エジプト美術コレクションが来日

ブルックリン博物館は、1895年に開館したアメリカ国内でも長い歴史を持つ博物館。ニューヨークではメトロポリタン美術館に次ぐ2番目の大きさで、収蔵品は150万点を超える。モネやドガ、シスレー、ピサロ、ルノワール、クールベなど印象派の絵画や、浮世絵の充実したコレクションに加えて、古代エジプト美術コレクションは、彫刻、レリーフ、絵画、陶器、パピルスなど、1,200点を超える貴重な作品を含み、米国で最大かつ最も質の高いコレクションとされる。その貴重なコレクションから、彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、人間やネコのミイラなど、選りすぐりの名品約150点が集結する。

○「特別展 古代エジプト」のみどころは?

古代エジプトで、人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、どんな言語を話し、何を畏れていたのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして造られたのか。ミイラに託されたメッセージは、死後の世界とは……。同展では、これまで開催されてきた古代エジプト展ではあまり紹介されてこなかった、“そこに生きる人々の営み”にフィーチャーする。

「ピラミッドのすぐそばには、ピラミッドを作った人たちの住居跡が発見され、『ピラミッドタウン』と呼ばれています。ナイル川の東側、太陽が登ってくる方向に住居があり、ナイル川の西側、太陽が沈む方向にはお墓しかないと聞いたことがあるかもしれせんが、4,500年前のピラミッド建設は当時の国家プロジェクトですから、実際にはピラミッドのそばに街を建てたんですね。今回の展覧会では、これまであまり焦点が当たることのなかった実際の人々が、例えば一体何を食べてどんなところで寝ていたのか、当時の台所ってどんな形だったのか。そういったことに関わる作品も紹介します」と、監修の河江肖剰さん。

当時の住居環境や食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどに着目し、5,000年以上前から高度な文明があったことを物語る資料をはじめ、古代エジプトに生きた人々の日常生活が垣間見える作品群を展観し、最新技術を使ったピラミッドの研究成果も紹介する。

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