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“週末、気球で宇宙へ”。2025年就航めざす、岩谷技研の2人乗りキャビンに乗った

マイナビニュース / 2024年11月21日 22時15分

同社では、商業運航時は基本的にひとつの機体につき飛行は1回限りとすることを考えており、同じキャビンに客を次々乗せて繰り返し飛ばすような再利用は今のところ考えていないという。4重の安全系を実装し、“自動車や旅客機並みの安全性”をアピールしているとはいえ、「キャビンが複数回の飛行に耐えられるか検証できていない」のだそうで、繰り返し飛行を実現できるのはおそらく次世代機からになるだろう、とのこと。

気になる宇宙遊覧フライトの料金は2,400万円とのことだが、説明員曰く「正直一人乗りでこの金額ではちょっと赤字。もっと大きくしてたくさんの人に乗ってもらうことで、事業採算性をとっていきたい」とのこと。

同社では既に4人乗り(パイロット1名+乗客最大3名)のキャビンを開発しており、2026年頃の実現をめざしている模様だ。夫婦や親子、友人同士といったさまざまなパターンが考えられ、乗客の幅が拡がることに期待を寄せている。

岩谷技研では「『週末、宇宙行く?』が実現する世界へ。」をキャッチコピーとして掲げ、同社の気球技術との共創を通じて誰もが楽しめる宇宙遊覧を普及させるプロジェクト“OPEN UNIVERSE PROJECT”を推進。気球による宇宙遊覧の第1期商業フライトは、2025年に就航予定だ。

同プロジェクトではJTBや、アサヒビールなどを有するアサヒグループジャパンらをパートナーとして迎え、宇宙遊覧のアセットを活用したさまざまなビジネス展開も進めていく方針。今後の同プロジェクトの動きからも目が離せない。
(庄司亮一)



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