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すすきのが「夜も昼も」大人気! 道民も驚く変化をもたらしたCOCONO SUSUKINOの次の戦略

マイナビニュース / 2024年11月23日 6時35分

画像提供:マイナビニュース

関東以北最大の歓楽街、札幌ススキノ。

ブラックニッカ「ヒゲのおじさん」の電飾看板で知られるすすきの交差点に、昨年11月にオープンしたのが複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」です。

この1年間に生じたススキノの変化とは——? 1周年の記者会見で聞いてきました。

コンセプトは「昼も眠らない街」

2023年11月30日にオープンした「ココノ ススキノ」。開業当時はその大きさに目を見張りましたが、いまやすっかり札幌市民に定着。

5Fにあるシネコン「TOHOシネマズすすきの」も、地下2Fのスーパー「ダイイチ」も生活に溶け込みました。「えっ、まだ1周年なの?」と思う人もいるかもしれません。

記者会見では総支配人の志村敦史さんが、この1年間の実績について「初年度の来場客数は800万人の見込みを上回り1,100万人を超える見通し」と報告し、「ススキノの昼のイメージを変える一助になったのでは」と胸を張りました。

これまでのススキノは夜の街で、日没後のきらびやかさとは一転、昼間は人通りも少なく、どこかくすんで見えました。確かに、ココノ開業以降は制服姿の高校生や家族連れの姿が増えたような気がします。

「ココノススキノは『昼も眠らない街ススキノへ』をコンセプトに、この場所を意味するココ、多様性を意味する個々に由来して名づけられました。札幌市民100万世帯をオールターゲットとして掲げましたが、実際に午前中はご高齢の方、昼過ぎからはベビーカーと一緒のお母さん方、夕方は制服姿の学生たち、夜は仕事帰りのオフィスワーカーやこれから仕事のナイトワーカーなど、どの時間帯もまんべんなく想定以上の方にご利用いただいています」(志村さん)

テナントは飲食店からコスメ、雑貨、ファッションまで幅広い78店舗。

日中に演歌歌手のミニコンサート、夜にジャズのコンサートを開いたり、週末にプロスポーツチームと連携したイベントを開催したり、さまざまな催しで多くの人を集めています。

好調なインバウンドも後押し

円安の影響で外国人観光客が増え続けていることも追い風です。7~18Fのホテル「SAPPORO STREAM HOTEL」は宿泊客のインバウンド比率が50%を超える時期もあるのだとか。

確かに館内では大きなキャリーケースを転がす外国人の姿をあちこちに見掛けます。

9月には新たにラーメンホール「mingle」をオープン。「麺屋竹蔵」「MEN in EZO」「札幌真麺処 幸村」「人類みな北海道」「札幌つけ麺 札幌ラーメン風来堂」の5店舗がしのぎを削り、ラーメンファンからも人気を呼んでいます。

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