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X代替をめぐる競争激化、Threads新機能続々、Blueskyは「億万長者耐性」で対抗

マイナビニュース / 2024年11月23日 12時46分

画像提供:マイナビニュース

米Metaが「Threads」において、「カスタムフィード」の提供を開始した。また、「For You」(おすすめ)フィードの表示を改善するため、アルゴリズムの調整に取り組み始めた。このような迅速な機能追加や改善の背景には、8月後半以降に顕著となったBlueskyの台頭があるとみられる。分散型でオープンなBlueskyの成長の刺激を受けて、市場全体で製品やサービスの質の向上が進み、新たなアイディアも生まれやすくなっており、ユーザーからは競争を歓迎する声が上がっている。

Threadsのカスタムフィードは、ユーザーが自分の興味やニーズに応じてフィードをカスタマイズできる機能である。Xの「リスト」に似ているが、特定のユーザーの投稿だけでなく、キーワード検索結果もカスタムフィードにまとめられるため、特定のテーマやトピックに焦点を当てた情報収集により活用できる。

Threadsアプリでカスタムフィードを作成するには、検索タブでキーワードまたはプロフィールを検索する。キーワード検索では結果が表示された段階で、検索ボックス右側の三点ドットをタップして「新しいフィードを作成」または「既存のフィードに追加」を選択する。プロフィール検索では、プロフィールを開き、右上の三点ドットから「フィードに追加」を選択する。

Webアプリでは、ホーム画面上部のタイトル部分にある三角ボタンをクリックして「新しいフィードを作成」を選択すると検索ウィンドウが開く。ここでキーワードまたはプロフィールを検索し、カスタムフィードを作成または既存のフィードに追加する。

さらに、11月21日にはInstagramの責任者アダム・モッセーリ氏が、Threadsの「おすすめ」フィードにおいてフォローしているアカウントの投稿がより優先されるようアルゴリズムを調整していることを自身のThreadsで発表した。同氏は10月に、Threadsでエンゲージメントベイトが増加していることを認めており、このアルゴリズム調整はその対策の一環と見られている。

エンゲージメントベイトとは、SNS上で「いいね!」や「シェア」などのユーザーの反応を意図的に増やすために、内容よりも面白さや驚きを優先し、クリックやコメントを引き出すような投稿を指す。エンゲージメントベイトの増加は、内容が乏しい投稿の増加やスパム化といった質の低下につながる可能性がある。調整により、ユーザーが関心のあるアカウントの投稿が「おすすめ」により含まれるようになる。その一方で、クリエイターが新たなユーザーとつながる機会は減少する懸念もある。同氏は「フォロワーへのリーチと全体的なエンゲージメントのバランスを取るのは難しい」と述べ、クリエイターに継続的なフィードバック提供を求めた。

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