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「ROG Falchion Ace HFX」レビュー、ASUS初のラピッドトリガー対応ゲーミングキーボード

マイナビニュース / 2024年11月26日 0時0分

このキーボードの最大の特徴はラピッドトリガー機能です。

ラピッドトリガーは、キーがオンになる「アクチュエーションポイント」とオフになる「リセットポイント」を柔軟に制御することで、従来のキーボードでは不可能だった高速かつ連続的な入力を可能にする機能です。

通常のキースイッチでは、アクチュエーションポイントとリセットポイントが固定されています。例えばアクチュエーションポイント2.0mm、リセットポイント1.8mmのキースイッチだと、入力をオンにするためには2.0mm以上キーを押し込み、オフにするためには1.8mmの深さに戻るまでキーを離す必要があります。

ラピッドトリガー機能でアクチュエーションポイントとラピッドトリガーの設定値を0.1mmにした場合、キーがどの深さにあっても0.1mm押し込めば入力がオンになり、キーがどの深さにあっても0.1mm戻すと入力がオフになります。

キーを離した瞬間に入力がオフになるので、VALORANTのようにストッピングが重要なタイトルにおいて、キーを離してのストッピングが高速になります。もちろん逆キー(「A」キーで左移動している場合は「D」キー)でのストッピングも通常のキースイッチよりも速いです。

この差は一般的なメカニカルキースイッチと比べて数ミリ秒とごくわずかですが、実際にラピッドトリガーオン・オフを切り替えてゲームをプレイすればはっきり分かるレベルの差があります。一度ラピッドトリガー対応キーボードを使うと通常のキーボードには戻れなくなってしまうでしょう。

また、ラピッドトリガーのオンオフを瞬時に切り替えられるスイッチを背面に搭載しているため、ゲームタイトルによって使い分けたり、ゲーム以外の作業時には誤操作を防いでくれる工夫が嬉しいポイントです。

高速な方向転換を可能にするスピードタップモード

ROG Falchion Ace HFXにはスピードタップモードという機能も搭載されています。この機能はキーボードで反対方向に移動するキー入力が同時に検出(SOCD:Simultaneous Opposing Cardinal Directions)された場合に素早い操作を可能にするものです。

タイトルにもよりますが、一般的なFPSゲームではSODC時に互いの入力がキャンセルされて、どちらかのキーを離すまで硬直が起こる場合が多いです。しかしスピードタップモードを有効にすると、最後に押したキー入力を優先するため、左から右へ移動する際、「A」キーを押したままでも「D」キーの入力が可能になるため、高速な方向転換が可能になります。

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