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IST、ZEROロケット量産化に向け東北支社開設へ。電気・機構系部品の生産・試験拠点

マイナビニュース / 2024年11月26日 15時45分

画像提供:マイナビニュース

インターステラテクノロジズ(IST)は、11月から福島・南相馬市に東北支社を建設開始。初号機打上げに向けて開発を進める小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の量産化を見据え、生産・試験機能の拡大を図る。同支社は2025年11月竣工、同年12月に稼働開始予定。

新たに開設する東北支社では、ロケットの構成部品のうち、電気・機構系部品を中心とした生産機能を集約・強化。さらにアビオニクス(電子機器)統合試験などの各種試験機能や倉庫機能を包括した拠点となる。最大収容人数30人規模のオフィス機能も設け、一部は地元からの採用を見込む。

所在地は、福島県南相馬市小高区飯崎字北原61-1。敷地面積は17,942平方メートルで、建屋は鉄骨造、地上1階建て。建築面積は2,570平方メートル、延床面積は2,503平方メートルとなる。

ISTは本社を北海道・大樹に構え、東京などに複数の支社を設置しており、2021年7月には宇宙輸送機器メーカーとして初めて福島県に進出。南相馬市の産業創造センター内に福島支社を構えた。さらに2024年10月には生産体制強化のため、北海道・帯広にも支社を開設している。

同社では、ZEROの量産化を見据えた東北支社の開設を通じ、低価格で高頻度な宇宙輸送サービス提供に向けた取り組みを加速。「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」というビジョンの実現をめざす。
(庄司亮一)

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